「初めてハムスターを飼ってみたいけれど、どの種類を選べばいいの?」
「ケージやお世話に必要な初期費用、毎月の飼育費用はどれくらい?」
「噛まれたら怖いし、ちゃんとなついてくれる子を選びたい…」
お散歩担当ゆうきハムスターと言えどもたくさんの種類があるよね。



さらに体毛の色まで違うとなると、選ぶ際にどの種類が自分の暮らしや予算に合っているのか迷ってしまうね。
ペットホテル『まるまるハウス』では日々、さまざまな種類・性格のハムスターちゃんたちをお預かりし、大切にお世話させていただいています。
ハムスター全体の飼いやすさ、お世話のしやすさは、ペットを初めて迎える初心者の方にもおすすめできますが、ハムスターの種類によっては「お世話のコツがいるハムスター」がいることも確かです。
この記事では、数多くのハムスターと接してきたプロの現場目線から、本当に飼いやすいハムスターの種類となつきやすさ、リアルな飼育費用の目安、失敗しない選び方のポイントまでわかりやすく解説します。
ネットの一般的な情報だけではわからない「現場でのリアルな性格の傾向」や、初心者でも実践できる「噛み癖を防ぐお世話の技法」もしっかりカバーしています。
この記事を読み終える頃には、あなたにぴったりのハムスターと必要な準備が明確になり、噛まれる不安なく安心して幸せなペットライフをスタートできるようになりますよ!
【結論】プロが厳選!本当に飼いやすいハムスターの種類ランキング


インターネットや飼育本では「小さくて飼いやすい」としてジャンガリアンハムスターが1位に挙げられることが多いですが、多くのハムスターをお預かりしてきた私たちの現場感覚は少し違います。
実は、一番飼いやすいのは「ゴールデンハムスター」です。
種類ごとのリアルな性格や特徴を、飼いやすい順にランキング形式でご紹介します。
1位:ゴールデンハムスター|一番飼いやすくて人慣れしやすい


- 原産地: シリア周辺(乾燥地帯)
- 寿命: 約2〜3年
- 体長: 約15〜19cm
- 性格: おっとり、臆病だが人になつきやすい
- 触れやすさ: ★★★★★
初めてハムスターを飼う方に最もおすすめしたいのがゴールデンハムスターです。
体が大きいため、動きが比較的ゆったりしており、手の上に乗せたり抱っこしたりしやすいのが最大の魅力。
最初は臆病で警戒することもありますが、一度人に慣れると非常に人懐っこくなり、手からおやつを食べたり手の中で寝てくれたりする子が多いです。
体が大きいため、小さなお子様がいるご家庭でも扱いやすいというメリットもあります。
2位:キンクマハムスター|穏やかで愛嬌たっぷりな癒やし系


- 原産地: シリア(ゴールデンハムスターの改良品種)
- 寿命: 約2〜3年
- 体長: 約15〜19cm
- 性格: おっとり、臆病だが人になつきやすい
- 触れやすさ: ★★★★★
アプリコット色の美しい毛並みが特徴のキンクマハムスターは、ゴールデンハムスターの改良品種です。
性格はゴールデンと同様にとても穏やかで、のんびりとしたマイペースな子が多いのが特徴。
「ハムスターとまったり触れ合いたい」「手乗りハムにして可愛がりたい」という方にぴったりな種類です。ゴールデンと同じく初心者の方に大変おすすめです。
3位:チャイニーズハムスター|おっとり&しがみつき上手な隠れた人気種


- 原産地: 中国北部・モンゴル
- 寿命: 約2〜3年
- 体長: 約9〜12cm(尾長:約2〜3cm)
- 性格: おっとり
- 触れやすさ: ★★★★☆
他のハムスターよりも長めの尾(約2〜3cm)を持ち、スマートな体型が特徴のハムスターです。
見た目の好みは分かれますが、性格は非常におっとりしており、長めの尾と器用な手足を使って人の指にしがみつく独特の可愛さがあります。
おとなしく噛み癖が少ない子が多い傾向にあるため、実はとても触れ合いやすく隠れた人気を誇っています。
4位:ジャンガリアンハムスター|可愛いけれど接し方のコツが必要!


- 原産地: カザフスタン、シベリア、中国北西部
- 寿命: 約1.5〜2.5年
- 体長: 約7〜12cm
- 性格: 喜怒哀楽がはっきり、繊細、臆病
- 触れやすさ: ★★★☆☆
小柄で愛くるしい姿から定番人気のジャンガリアンハムスターですが、実は飼い主側の「接し方」がとても重要になる種類です。
気性が荒い面や繊細な性格を持っている子も多く、一度「怖い!」と恐怖を覚えてしまうと、防衛のために噛むという行動を起こすことがあります。
手の匂いを優しく覚えてもらうなど、トラウマを与えない丁寧なアプローチができる方に向いています。
5位:ロボロフスキーハムスター(観賞メイン!すばしっこい極小種)


- 原産地: ロシア、モンゴル、中国北部(砂漠地帯)
- 寿命: 約2〜3年
- 体長: 約6〜9cm(ハムスターの中で最小)
- 性格: 非常に臆病、すばしっこい
- 触れやすさ: ★☆☆☆☆
成体でも約6〜9cm・体重20〜30g程度と、ハムスターの中で最も小柄なロボロフスキー。チョコマカと走る姿は見ていてとても癒やされますが、とにかくすばしっこく非常に臆病です。
手に乗せたり触ったりしようとするとパニックを起こしてしまうことが多いため、「触れ合うよりも、ケージの中で可愛らしく動く姿を眺めて癒やされたい」という観賞派の方におすすめです。
番外編:キャンベルハムスター(気性が荒く噛みやすい!上級者向け)


- 原産地: ロシア(バイカル湖東部)、モンゴル、中国北部
- 寿命: 約1.5〜2.5年
- 体長: 約7〜12cm
- 性格: 警戒心が非常に強い、気性が荒め、縄張り意識が強い
- 触れやすさ: ★☆☆☆☆
ジャンガリアンハムスターと見た目がそっくりな小型ハムスターです。毛色のバリエーションが非常に豊富で美しいのが魅力ですが、ハムスターの中でも特に縄張り意識が強く噛み癖が出やすいことで知られています。
ケージ内に手を入れただけで威嚇して噛みついてくる子も珍しくありません。「触れ合いたい初心者さん」には難易度が高く、ハムスターの扱いに慣れた上級者向けの種類と言えます。
番外編:クロハラハムスター(最大級&野性味あふれる珍種)


- 原産地: ヨーロッパ中部〜東部、ロシア
- 寿命: 約2〜3年(飼育下)
- 体長: 約20〜35cm(モルモット並みの特大サイズ)
- 性格: 非常に攻撃的、野性味が強い
- 触れやすさ: ☆☆☆☆☆
お腹が黒いことから名付けられた、ハムスター界の最大種です。
ペットとして流通することは極めて稀ですが、性格は非常に獰猛で、人に懐くことはほとんどありません。
威嚇時に二本足で立ち上がって歯を鳴らすなど、完全に「野生動物」としての観察を楽しむタイプです。
ひと目でわかる!ハムスターの種類別「飼いやすさ比較表」
| 種類 | 原産地 | 寿命 | 大きさ(体長) | 動き | なつきやすさ | 初心者おすすめ度 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ゴールデン | シリア周辺 | 約2〜3年 | 大型(15〜19cm) | ゆったり | ★★★★★(とてもなつきやすい) | ★★★★★(おすすめ) |
| キンクマ | シリア(改良種) | 約2〜3年 | 大型(15〜19cm) | ゆったり | ★★★★★(とてもなつきやすい) | ★★★★★(おすすめ) |
| チャイニーズ | 中国北部・モンゴル | 約2〜3年 | 中型(9〜12cm) | おっとり | ★★★★☆(穏やかで触りやすい) | ★★★★☆(おすすめ) |
| ジャンガリアン | カザフスタン・シベリア | 約1.5〜2.5年 | 小型(7〜12cm) | やや素早い | ★★★☆☆(丁寧な接し方が大切) | ★★★☆☆(接し方にコツが必要) |
| ロボロフスキー | ロシア・モンゴル | 約2〜3年 | 極小(6〜9cm) | 非常に素早い | ★☆☆☆☆(鑑賞メイン) | ★★☆☆☆(触れ合い難い) |
| キャンベル(番外) | ロシア・モンゴル | 約1.5〜2.5年 | 小型(7〜12cm) | 素早い | ★☆☆☆☆(縄張り意識が強い) | ★☆☆☆☆(上級者向け) |
ハムスターの飼育費用はどれくらい?(初期費用と毎月の維持費)


「ハムスターをお迎えするには、結局いくらかかるの?」という疑問にお答えします。
実際の目安を把握しておきましょう。
初期費用(お迎え〜お世話グッズの準備)
目安:約15,000円〜30,000円
- 生体代金: 約1,500円〜5,000円(種類や毛色によって異なります)
- ケージ: 約4,000円〜10,000円(ゴールデン用は広めが必要)
- 回し車・給水器・エサ皿: 約2,000円〜4,000円
- 床材・トイレ・砂: 約1,500円〜3,000円
- 小動物用ヒーター(冬場必須): 約2,500円〜4,000円
毎月の維持費
目安:約2,000円〜4,000円(+夏冬のエアコン電気代)
- 主食(ペレット)+おやつ: 約1,000円〜1,500円
- 床材・トイレ砂・浴び砂: 約1,000円〜2,000円
- 電気代(エアコン付けっぱなし費用): 季節に応じて+数千円
突発的な医療費の備え
ハムスターは体調を崩した際、エキゾチックアニマル専門または小動物対応の動物病院にかかる必要があります。
保険に入っていない場合は実費となるため、万が一の通院費用として1〜2万円程度を蓄えておくと安心です。
ハムスターを飼うために必要な共通の飼育グッズ


どの種類のハムスターをお迎えする場合でも、必ず事前に揃えておくべき「基本の飼育セット」があります。


ハムスターは非常に縄張り意識が強い動物です。
同じケージで複数匹を飼育すると、激しいケンカによって大怪我をしたり命を落としたりする危険があります。
多頭飼いをする場合でも、必ず1匹ごとにケージを完全に分けて飼育しましょう。
現場のプロがおすすめする選び方のポイントと合わせて解説します。
飼育ケージ(プラスチック・水槽タイプが安心)
ハムスターの住まいは最も大切です。金網タイプのケージはよじ登って落下事故を起こしたり、金網を噛んで歯のかみ合わせが悪くなる(不正咬合)危険性があるため、前面・側面が透明なプラスチック製やガラス・水槽タイプがおすすめです。
- ドワーフ(小型種): 幅45cm以上
- ゴールデン(大型種): 幅60cm以上
回し車(ホイール)
夜行性のハムスターにとって大切な運動器具です。
背骨に負担をかけないよう、体の大きさに合った適切な直径を選びましょう。
- 小型種用: 直径14〜17cm
- ゴールデン用: 直径21〜25cm(背中が反らない大きめサイズ)
給水器(ウォーターボトル)
ケージの壁面に固定できるボトルタイプが衛生的でおすすめです。
床置きのお皿は水が汚れたり体が濡れて体温を奪われたりするリスクがあるため避けましょう。
エサ皿
ハムスターが足をかけてもひっくり返りにくい、適度な重さがある陶器製がおすすめです。
ハウス・隠れ家(巣箱)
ハムスターが安心して眠れる暗い空間が必要です。
陶器製(夏場涼しく丸洗いしやすい)や木製(かじり木代わりになる)など、季節や好みに応じて選びましょう。
トイレ&トイレ砂
ハムスターは決まった場所でおしっこをする習性があります(種類や個体差あり)。
固まるタイプの砂は誤飲による腸閉塞の危険があるため、固まらないタイプや誤飲しても安全な天然素材のトイレ砂を選ぶと安心です。
床材(巣材)
保温・保湿や穴掘り本能を満たすためにケージ底に敷き詰めます。
アレルギーが出にくい「紙製(ペーパーマット)」や低アレルギー処理された「ポプラ・広葉樹チップ」がおすすめです。
主食(ペレット)
必要な栄養がバランスよく配合された「ハムスター専用総合栄養食ペレット」を主食にします。
ひまわりの種などの種子類はおやつ程度にとどめ、肥満を防ぎましょう。
温湿度計&温度管理グッズ(命に関わる超重要アイテム!)
ハムスターの適正温度は20〜26℃、湿度は40〜60%です。
室温が15℃を下回ると、体温が低下して仮死状態に陥る「疑似冬眠(低体温症)」を起こし、そのまま命を落とす危険があります。
また、28℃以上では熱中症のリスクが高まります。
- 冬用: ケージ底面半分ほどに敷く小動物用パネルヒーター(+エアコン暖房)
- 夏用: エアコンによる24時間の室温管理(補助としてアルミプレートなど)
お出かけ用キャリーケース
病院への通院やケージの大掃除、万が一の避難時に一時的に入ってもらう小型キャリーを1つ用意しておくと大変便利です。
失敗しない!選び方のポイントとライフスタイル別の選び方


あなたの「理想のペットライフ」に合わせて種類を選ぶことが、お互いにとって幸せな生活への第一歩です。
- 手乗りにしてたくさん触れ合いたい・お子様がいるご家庭
👉 ゴールデンハムスターまたはキンクマハムスター が最適! - 穏やかな子とおっとり触れ合いたい
👉 チャイニーズハムスター が隠れたおすすめ! - コンパクトなスペースで丁寧にお世話を楽しみたい
👉 ジャンガリアンハムスターのお世話セットが非常にコンパクト - 触れ合いよりも見て癒やされたい・すばしっこい動きが好き
👉 ロボロフスキーハムスター がおすすめ! - 珍しい毛色を楽しみたい・飼育経験が豊富
👉 キャンベルハムスター (※噛まれるリスクを十分理解した上でお迎えしましょう)
プロ直伝!ハムスターの「噛み癖を防ぐ」お世話のコツ


「ハムスターに噛まれるのが怖い…」「噛み癖を直すにはどうしたらいい?」と悩む飼い主さんは少なくありません。
実は、ハムスターが噛むのは悪意があるからではなく、
- 「強い恐怖」
- 「縄張りを守る防衛本能」
- 「食べ物の匂いへの反応」
のいずれかが原因です。
特にジャンガリアンやキャンベルなどの小型種は非常に繊細です。
一度「手=怖いもの」と学習してしまうと、手を近づけただけで防衛のために噛むようになってしまいます。
ペットホテル『まるまるハウス』のスタッフも実践している、「絶対に怖がらせない・噛み癖を作らせないためのプロの技法」をステップ順に解説します。
お迎え初週は「完全ノータッチ」で安心させる
お迎え直後のハムスターは、環境が激変して極度の緊張と恐怖の中にいます。
最初の4〜7日間はケージに布をかけるなどして薄暗くし、エサやりと給水・最小限のフン掃除以外は一切触らず、そっと見守ることに徹してください。
ここで無理に触ったり覗き込んだりしないことが、「この家は安全な場所だ」と認識させる最大の秘訣です。
手を「安全で美味しいものをくれる存在」と覚えさせる
環境に慣れてきたら、焦らずに信頼関係を築いていきます。
- 声と匂いを慣らす(声かけ)
エサをケージに入れる際、優しく落ち着いた声で名前を呼びながら手を入れます。まずは「この声と匂いは怖くない」と認知させます。 - 手から直接おやつを渡す
ケージの外や低い位置から、指先で好物のおやつ(乾燥野菜やひまわりの種1粒)をつまんで差し出します。ハムスターが自ら近づいて受け取るのを待ちましょう。 - 手のひらに乗せて食べさせる
指先から受け取れるようになったら、手のひらにおやつを置き、ケージの床に手を平らに置きます。手の上に前足を乗せたり、手のひらに乗って食べたりするまでじっくり待ちます。 - ゆっくり手のひらを持ち上げる(手乗り完成)
手のひらの上で落ち着いておやつを食べるようになったら、数センチだけゆっくり持ち上げてみます。驚いて飛び降りないよう、低い位置から始めましょう。
プロが絶対に守る「噛まれないための3大NGルール」
【NG①】上から急に手をつかみに行かない(鷲づかみ禁止)
ハムスターにとって上空から迫る影は、天敵の猛禽類(鳥)を連想させ、パニックや噛みつきの原因になります。手は必ずハムスターの視界に入る正面〜斜め下の低い位置から、ゆっくり差し出すのが鉄則です。
【NG②】寝ているところやすみっこにいる時に無理やり手を出さない
巣箱の中で眠っている時や、ケージの隅で警戒している時に手を突っ込むと、逃げ場がないため強い恐怖から本気で噛みついてきます。ふれあいは活動している夜間に、ハムスターが起きて外に出ているタイミングで行いましょう。
【NG③】食べ物の匂いがついた手で触らない
視力が弱いハムスターは、嗅覚を頼りに世界を認識しています。ご飯やおやつを触った後の指先は「食べ物」と誤認してガブッと噛んでしまうことがあります。
お世話の前には必ず無香料の石けんで手を洗い、匂いをリセットしてから触れ合いましょう。
まとめ|楽しいハムスターライフを!


色々なハムスターの種類を知って、具体的にお迎えする子の想像はついたでしょうか?
ハムスターを初めて飼うなら、穏やかで人になつきやすく、抱っこもしやすいゴールデンハムスター(またはキンクマハムスター)が最も飼いやすくおすすめですが、小さい子たちには小さい子たちにしかない魅力があります。
ジャンガリアンやキャンベルなどの小型種をお迎えする場合でも、ハムスターの防衛本能を理解し、今回ご紹介した「噛み癖を防ぐお世話のコツ」を実践することで、噛まれることなく安心して仲良くなることができます。
しっかりとした環境設備(ケージ・室温管理・単独飼育)を整えて、素敵なハムスターライフをスタートしてくださいね。
何かお困りのことがあれば『まるまるハウス』へいつでもお問い合わせください!



