大切な愛犬の安全を守るため、ペットゲートの設置を考える飼い主さん。世の中にはたくさんのゲートがありますが、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。
- 「愛犬がキッチンに入ってきてヒヤッとした…」
- 「玄関への飛び出しを防ぎたいけど、どんなゲートがいいんだろう?」
- 「愛犬が階段を昇り降りするようになって危ない…」
ペットホテルを経営する『まるまるハウス』も、あなたと同じ、
「頑丈で、インテリアに合うゲートがほしい」
とずっと悩んできました。
お安いものから、ちょっぴりお高めのゲートまで、色々試してみたものの、なかなかインテリアに合わなくて採用ができずでしたが、やっと「これなら間違いない!」と自信を持っておすすめできる、日本育児の「スマートゲイトⅡ」を見つけることができました!
この記事では、まるまるハウスと同じように「犬用ゲート・フェンスは何がおすすめなの?」と悩んでいるあなたの背中を押せるように、「スマートゲイトⅡ」を徹底レビューします。
なぜ、このゲートが犬を飼うご家庭に最適なのか。設置方法から注意点まで、分かりやすく解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
犬用ゲートとして「スマートゲイトⅡ」を選んだ3つの理由

スマートゲイトⅡはベビーゲートとして開発された製品ですが、愛犬を室内で飼うご家庭のニーズにも驚くほどマッチしていました。
ここではまるまるハウスが「スマートゲイトⅡ」を選んだ3つの理由について書いていきます。
- 見た目がかわいい
- 奥行幅が狭くても設置できる
- 耐久性がある
見た目がかわいい

数々のペット用ゲート・フェンスを試してきて、まるまるハウスが思っていたこと、それは
「なんだか檻みたい」
という、どうしようもない見た目の問題でした。
まるまるハウスがゲートを設置しようとしている場所は、ちょうど面談時にお客様が座る位置の真正面。
仕方がないとはいえ、お客様に檻みたいなデザインのゲートを見せるのはためらいがありました。
しかし「スマートゲイトⅡ」は、ゲートとしての機能は十分であるにも関わらず、丸みのあるデザインでかわいい。
そして『まるまるハウス』のコンセプトテーマ【北欧ナチュラル】にばっちり合う、真っ白のカラーがあるではないですか!
「これは買うしかない!!!」
そう決断するのに時間はかかりませんでした。

毎日視界に入るものだから、インテリアに馴染むかどうかや、見た目の可愛さは重要だよね。
奥行幅が狭くても設置できる


次に気にしていたのは「設置面の奥行幅」について。
まるまるハウスの階段下のデザインは、少々複雑な形をしていて、設置できそうな面が非常に狭かったのです。
設置できそうな面の奥行は、超がんばっても5㎝しかないので、これはダメそうだ…とあきらめかけていたところ、希望の持てる数字がAmazonの概要欄に書いてありました。
「約 幅62×高さ91×厚さ3.5cm」
厚さ3.5cm!!!約だから厳密には違うかもしれないですが、これなら入るかも!!!と希望の光が差し込みました。



「スマートゲイトⅡ」には幅木よけ機能がついているため、「幅木があって、平行につけられないよ…」という現象が起きても安心だね。
耐久性がある


最後に気にしていたのは「耐久性」についてです。
スチールで作られている物の方が強固なのは間違いないのですが、実は犬がスチール部分をガリガリと噛むとすぐ表面が削れて錆びます。
この錆が犬にとって非常によくないのです。なので、すべてスチールで作られているゲートは、意外にも犬用ゲートとしては耐久性が高くはないということになります。
その点「スマートゲイトⅡ」は、フレームはスチールですが、大部分を占めるゲート部分はポリエチレンで作られているので、仮にガリガリとされてしまっても錆びることがありません。
壊れにくさ等の耐久性については、階段上でも使用できるバージョン「スマートゲイトⅡプラス」が”SGマーク“を取得していることから、標準バージョンの「スマートゲイトⅡ」も強度としては問題がないです。
まるまるハウスにお泊りしていた大型犬のattack!を受けても傷一つできませんでしたので、ポリエチレンの強度もかなり高いことが分かります。
「スマートゲイトⅡ」と「スマートゲイトⅡプラス」の違い
「よし購入しよう!!」と決めて、いざお支払いをしようとしたとき、私たちはあることに気がついてしまいました。
「スマートゲイトⅡ」と「スマートゲイトⅡプラス」がある…。
購入直前にまた迷うハメに。
だって「スマートゲイトⅡ」と「スマートゲイトⅡプラス」で約3000円も違うんですもの。
約3000円となると牛丼特盛なら3杯分です(あれ?意外と安い?)いつでも腹ペコな『まるまるハウスのスタッフ』にとって、牛丼特盛3杯分はあまりに重い。
しかし、結論から言うと、まるまるハウスは「スマートゲイトⅡプラス」を購入しました。
なぜかというと、まるまるハウスが欲しかった真っ白なデザインが「スマートゲイトⅡプラス」にしかなかったから。
でも、この記事を読んでいるあなたはきっと、機能性と価格のバランスを見て選びたいはず。



まるまるハウスがそんな方のために表を作ってみました!
機能・安全性・価格の比較表|「スマートゲイトⅡ」vs「スマートゲイトⅡプラス」
機能 | スマートゲイトⅡ | スマートゲイトⅡ プラス | 利用者にとっての意義 |
---|---|---|---|
階段上への設置 | 不可 | 可(ネジ固定必須) | 最も重要な選択基準。誤用は重大事故に繋がる。 |
主な設置方法 | 突っ張り式 | ネジ固定式(階段上)/ 突っ張り式(階段下) | 階段上では突っ張り式は安全性を担保できない。 |
片開きストッパー | なし(両開き) | あり | 扉が危険な方向へ開くのを防ぎ、転落リスクを低減。 |
ロックカバー | なし | あり | 偶発的なロック解除を防ぐ、追加の安全機能。 |
SG基準 ヨーロッパ安全基準(EN) | 記載なし | 認証取得 | 第三者機関による安全性の客観的な証明。 |
価格(Amazon) | (2025年6月17日) | 9,800円~(2025年6月17日) | 12,600円~安全機能の追加分が価格に反映されている。 |



より安全なものが欲しい場合は「スマートゲイトⅡプラス」が良いね。
「スマートゲイトⅡ」と「スマートゲイトⅡプラス」どっちがオススメ?
2階で階段の落下防止に使用する場合は絶対に「スマートゲイトⅡプラス」がオススメ。
1階で、キッチンや部屋を分けるだけなら「スマートゲイトⅡ」がオススメの選択肢になります。
ただ、がっしり感が欲しい場合は「スマートゲイトⅡプラス」のネジ固定式はすごく魅力的です。
なぜかというと『まるまるハウス』のお散歩担当ゆうき(75㎏)が乗っても、びくともしないくらい頑丈だから。
ネジ固定式で設置したら、大型犬が飛びついたとしても倒れてしまうことはないでしょう。
しっかり固定したい『まるまるハウス』は、やっぱり「スマートゲイトⅡプラス」を選んでおいてよかったです。



見た目で選んだけど結果オーライ!
「スマートゲイトⅡ」の設置は簡単?|3つのことに気をつければ大丈夫


せっかく良い機能がついていても、設置が難しいとその機能を試すことができませんよね。「私一人でできるかな?」と不安になる気持ちもあるかと思います。
でもご安心ください。「スマートゲイトⅡ」の設置はとっても簡単で、たった3つのことに気をつければOKです!
公式サイトにとても分かりやすい取扱説明書もあるので確認してみましょう。
- 事前準備をしっかりしておくこと
- 幅木の位置を確認しておくこと
- ネジの締めすぎに注意
事前準備をしっかりしておくこと
まずは箱から出して、パーツが全て揃っているか確認しましょう。
- 本体
- 拡張フレーム2本
- 取り付けボルト4本
- ステップカバー
上記のパーツは絶対に必要なものなので、なくさないようにしましょう。
パーツの確認ができたらゲートを設置したい場所の幅も測っておきましょう。本体と拡張フレーム2本で、幅67cmから91cmまで対応可能です。
- 67~75㎝までは拡張フレームなし
- 75~83㎝までは拡張フレーム1本使用
- 83~91㎝までは拡張フレーム2本使用
拡張フレームを使うか使わないかで組み立て方が少し違います。必ず設置する前に確認しておきましょう!
別売りですが、より広い間口に対応するため、
- Sサイズ(+24cm)
- Mサイズ(+48cm)
- Lサイズ(+72cm)
- XLサイズ(+96cm)
の4種類の別売りワイドパネルが購入可能です。必要に応じて揃えましょう。
幅木の位置を確認しておくこと
壁の下にある「幅木(はばき)」が邪魔で、ゲートが垂直に設置できないことがあります。
「スマートゲイトⅡ」は、下のボルト位置をずらせる「幅木よけ機能」があるので、幅木のある壁でも問題なく、しっかりと固定できます。
この機能は地味に嬉しい機能です。まるまるハウスではノーマルの位置で設置しましたが、一般的なご家庭は幅木が飛び出ていることも多いです。
特に突っ張り式でしっかり固定するには、垂直につけられるかがポイントになります。「幅木よけ機能」を使ってしっかり固定しましょう。
ネジの締めすぎに注意
しっかり取り付けるために、取付ボルトを締めることは大切です。しかし、取付ボルトを締めすぎるとゲートの開閉ができなくなります。
ゲイトパネルとフレームの間は1㎜が適切なスキマです。それより締めすぎてもいけないですし、開きすぎても良くないです。
「まるまるハウス」もはりきって締めすぎてしまい、開閉に違和感がある状態になってしまいました。少し緩めても突っ張り感に変化はないので、「ゲイトパネルとフレームの間は1㎜」を信じて、少しスキマができるように調整しましょう。
「スマートゲイトⅡ」のデメリット|良いものだからこそ良い値段!
どんなに良い製品でも、いくつか知っておくべき点はあります。人によってはデメリットとしてとらえられるかもしれません。
正直にお伝えしますね。
格安ゲートと比べると良い値段
閉まる時の音が若干大きい
格安ゲートと比べると良い値段
格安のゲートは、安いものだと3000円くらいから購入することができます。「スマートゲイトⅡ」と比べると、3分の1の値段です。
「スマートゲイトⅡ」は良い商品なので値段が高くても納得できますが、人によっては「高い…」と思う値段ですよね。
さらに、階段上で使用できる「スマートゲイトⅡプラス」はもっとお値段が高めです。
しかし、「SGマーク」がついている安心が担保されている商品というのは、実は「スマートゲイトⅡ」と同じくらいの値段がついていることが多いです。一番安いものでも7000円~くらいでした。
お財布と相談して最適な選択をするためにも、「スマートゲイトⅡ」を基準に色々な商品を探してみるのも良いかもしれませんね。
閉まる時の音が若干大きい
オートクローズ機能は非常に便利ですが、手を離すと「ガシャーン!」と音が出ます。また、扉を閉めてロックする時にも若干音が鳴ります。
わざとらしく強めに閉めると、ワンちゃんたちも流石にビクッとなってしまいますので、注意は必要です。
まるまるハウスのような店舗や、一軒家のお家の場合は、気になるほどではありませんが、アパートやマンションに住まわれている方は気になるかもしれません。
音に敏感なワンちゃんが近くにいる時や、夜間は、扉を手で支えながらそっと閉めることで音を和らげることができますので、使い方に工夫をすれば、そんなに大きなデメリットにならないかもしれませんね。
「スマートゲイトⅡ」を設置したい方へアドバイス


ここまでの内容で、「スマートゲイトⅡ」の魅力に気づいていただけたかと思います。さっそく購入!と行きたいところですが、最後に設置を検討しているあなたにアドバイスです。
- 標準の「スマートゲイトⅡ」は階段の”上”に設置NG!
- もっと広い場所で使いたい場合は拡張パネルを購入!
標準の「スマートゲイトⅡ」は階段の”上”に設置NG!
突っ張り式の「スマートゲイトⅡ」は、絶対に階段の上(階下を見下ろす側)には設置してはいけません。
犬が寄りかかった際に、突っ張る力が外れてゲートごと転落する重大な事故につながる危険性が極めて高いので、階段上で使用することはやめましょう。
階段で使いたいならネジで壁にしっかりと固定する「スマートゲイトⅡプラス」を選んでください。
「スマートゲイトⅡプラス」は、扉が危ない階段側に開かないようにするストッパーも付いており、安全性が格段に高められています。
もっと広い場所で使いたい場合は拡張パネルを購入!
「リビングを仕切るために、もっと幅の広いゲートが欲しい」という場合も大丈夫です。
別売りの「専用ワイドパネル」を使えば、最大で187cmの広い間口にも対応できます。
ただし、ここでも一つだけ重要な注意点があります。
ワイドパネルを追加した場合、たとえ「プラス」モデルであっても、階段の上では絶対に使用できません。
ゲートの構造が変わり、安全基準を満たせなくなるので、ワイドパネルはあくまで廊下や部屋の間仕切り用として使いましょう!
まとめ:ペットホテルが認める犬用ゲート「スマートゲイトⅡ」


今回は、日本育児の「スマートゲイトⅡ」をまるまるハウスの経験も踏まえてレビューしました!
- 一般的な部屋の間仕切り(キッチン、廊下、玄関など)には、標準の「スマートゲイトⅡ」が最適。
- 階段の上に設置する場合は、必ずネジ固定式の「スマートゲイトⅡ プラス」を選ぶこと。
- 高さ91cm、頑丈な作り、便利なオートクローズ機能で、愛犬の安全と飼い主さんの快適さを両立。
- 設置は簡単で、一人でも十分に設置が可能。
愛犬との暮らしをより安全で快適なものにするために、ペットゲートは非常に有効なアイテムです。
「スマートゲイトⅡ」は、そのための「賢い(スマートな)選択」と言えますね。
私たちペットホテル『まるまるハウス』では、お預かりするワンちゃんたちが、安全でストレスなく過ごせる空間づくりを第一に考えています。ゲートを使ったエリア分けもその一つです。
お家での愛犬の安全対策やしつけについて、何かお困りのことがあれば、お気軽に私たちにご相談くださいね。
ペットホテルとして、皆さまと愛犬の幸せな毎日のために、いつでもお手伝いさせていただきます!
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