ペットホテルの予約は コチラ

あなたは愛犬の気持ちが分かる人?しっぽや口元、耳から分かる7つのサイン

「うちの子、今どんな気持ちなのかな?」

「この行動には、どんな意味が隠されているんだろう?」

愛犬と暮らす中で、そう感じたことはありませんか?

言葉を話せない愛犬が、体全体で私たちに送ってくれている気持ちのサイン

それに気づき、正しく理解できたとき、愛犬との絆はもっともっと深く、かけがえのないものになります。

私たちペットホテル『まるまるハウス』は、日々たくさんのわんちゃんをお預かりする中で、ワンちゃんたちが発する繊細なサインに耳を傾け、心を通わせることを何よりも大切にしています。

実は、犬たちのコミュニケーションは、私たちが思っているよりもずっと繊細で複雑です。嬉しい時だけしっぽを振るわけではありませんし、あくびが必ずしも眠いサインとは限りません。

むしろ、誤った解釈が、知らず知らずのうちに愛犬を不安にさせている可能性すらあります。

お散歩担当ゆうき

この記事では、愛犬の気持ちをより深く理解するための7つの重要なサインを、最新の科学的な知見も交えながら、詳しく、分かりやすく解説していきます。

はるか先生

この記事を読み終わる頃には、あなたは「愛犬の一番の理解者」に、きっと大きく近づいているはずです。

目次

サイン1|犬のしっぽは「感情のアンテナ」

犬の気持ちが一番分かりやすく表れると思われがちな「しっぽ」。

しかし、「しっぽを振る=喜んでいる」という単純な理解は時として大きな誤解を生みます。

しっぽは、もっとたくさんの感情を映し出す、高性能な「感情のアンテナ」です。

では、しっぽで表される気持ちにはどんな例があるでしょうか??

振る方向による違い

最近の研究では、犬の感情と脳の働きが関係していることが分かってきました。

犬から見て、ポジティブな感情の時は体の「右側」に、ネガティブな感情や見慣れないものに対しては「左側」にしっぽを振る傾向があると言われています。

しっぽの「高さ」と「振り方」、そして「方向」をセットで観察することで、より正確に気持ちを読み解けます。

【楽しい】ブンブンと大きく振る

体全体が揺れるように、腰から大きく左右にしっぽを振っている時は、心からリラックスしていて友好的な気持ちの表れです。

しっぽだけでなく、お尻全体がフリフリと揺れていることも多く、「嬉しい!」「楽しい!」「大好き!」という素直で純粋な感情がこちらにも伝わってきます。

穏やかな表情とセットで見られることが多いでしょう。

はるか先生

飼い主さんと見つめあっているときによくある動きだね。

お散歩担当ゆうき

ペットホテルスタッフの僕たちにもこのしっぽの動きを見せてくれたら、「認めてくれた」って嬉しくなるね。

【大喜び】クルクル回す(ヘリコプター・ワグ)

飼い主さんの帰宅時や、大好きなおやつをもらう直前など、喜びが最高潮に達した時に見られるのが、しっぽをプロペラのようにクルクルと高速で回す動きです。

これは疑いようのない「大好き!」のサインであり、全身で喜びを爆発させている状態です。嬉しさのあまり、少しジャンプしたり鳴き声が漏れたりすることもあります。

お散歩担当ゆうき

ペットホテルでは、飼い主さんが迎えに来てくれた時に100%このしっぽの動きになるね。

はるか先生

全身で喜んでいる感じが伝わってくるよね!

【注意・興奮】小刻みに速く振る

しっぽの先だけをピクピクと、体は硬直したように速く振っている時は、単純な喜びよりも「強い興奮」や「警戒」を示しています。

例えば、おもちゃを投げてくれるのを待っている時のワクワクした興奮もあれば、見知らぬ犬が近づいてきて「あいつは敵か?味方か?」と緊張している状態のこともあります。

ポジティブかネガティブか、他の体のサイン(表情や耳の向きなど)と合わせて判断することが重要です。

お散歩担当ゆうき

このしっぽの動きは勘違いしやすいよね。ペットホテル内で見られたらちょっと警戒するよ。

はるか先生

そうそう。しっぽを振っているので「喜んでる~」と思ったら、急にがぶっと行くことがあるから注意が必要だね。

【自信・警戒】高く上げている

しっぽをアンテナのようにピンと高く上げている時は、自信に満ち溢れているか、何かを強く警戒しているサインです。

散歩中に他の犬と出会った時などにこの状態が見られたら、「私の方が強いぞ!」「ここは僕の縄張りだ」と自分を大きく、強く見せようとしています。

体も少し硬直し、相手の出方をうかがっていることが多いです。

はるか先生

散歩中にこのしっぽの状態になったら、向きを変えて対象を視界から外してあげたほうがいいね。

お散歩担当ゆうき

吠え始めてしまうとなかなか興奮を抑えるのが難しくなるもんね。

【不安・恐怖】後ろ足の間に巻き込む

しっぽがだらんと力なく下がっていたり、お腹の方まで隠すように後ろ足の間に固く巻き込んでいる時は、強い不安や恐怖を感じています。

これは自分を小さく見せて「私は弱い存在です。攻撃しないでください」と伝えるための本能的な行動です。

「怖いよ」「叱らないで」「ごめんなさい」という気持ちの表れで、雷が鳴った時や、飼い主さんに叱られている時などに見られます。

お散歩担当ゆうき

このしっぽの動きが見られたらむやみに手を出したりしないことが大切なんだよね?

はるか先生

恐怖からパニックになって噛みついてしまうことがあるから注意しよう!

サイン2|犬の視線から分かる「アイ・メッセージ」

愛犬が見つめてくるとき、その「目」はどんな表情をしていますか?

犬の目は感情を読み解くための大切な窓口であり、私たちとの絆を深める重要なツールでもあります。

しかし、

人間と人間のアイコンタクトとは少し意味合いが変わってくるので、勘違いしやすいポイントにもなりえます。

目を含めた表情や雰囲気も考慮して愛犬の気持ちを探りましょう!

【ポジティブ】穏やかで優しい目(ソフトアイコンタクト)

目を細めたり、まぶたがリラックスしてとろんとしたりしている時の穏やかな視線は絶対的な信頼と安心の証です。

まるで微笑んでいるかのように見えることもあります。

「大好きだよ」「一緒にいると落ち着くな」という温かい気持ちが伝わってきます。

ソファでくつろいでいる時にふと目が合い、愛犬がゆっくりとまばたきをしてくれるなら、それは心から安心しきっている最高のサインです。

私たち人間と犬が見つめ合うと、お互いに「愛情ホルモン」と呼ばれるオキシトシンが分泌されることも科学的に証明されており、これはまさに「愛の絆」を強める素晴らしい化学反応です。

はるか先生

ゆっくりまばたきしてくれるかどうかがキーポイントだね!

お散歩担当ゆうき

見つめ合うとこっちも癒されるね!

【注意】じっと見つめる(ハードアイコンタクト)

目をカッと見開き、まばたきもせず相手を真正面から射抜くように見つめるのは、緊張や挑戦、威嚇のサインかもしれません。

これは犬社会では無言の圧力であり、「それ以上やると、次は行動に出るぞ」という強い警告です.

お気に入りのおもちゃやご飯を守っている時だけでなく、自分の寝床や、時には飼い主さんに他の犬が近づいた時にも見られることがあります。

この視線を感じたら、無理に要求を通そうとせず、まずはそっと距離を置き、犬が落ち着くのを待つのが良いです。

お散歩担当ゆうき

こちらをじっと見ているので「好きなのかな?」と見つめ返していたらガブッとされたことがあります…

はるか先生

和犬に多いけど、目をじっと見続けるのはわたしたちでいう「眼を飛ばす」と同じ意味だから、関係が構築される前にはしないほうがいいよ。

【不安・ストレス】白目が見える(クジラ目)

不安や恐怖を感じると、顔は正面を向いたまま黒目だけが横を向き、白目の部分が三日月のように見えることがあります。これを「クジラ目」と呼びます。

何か嫌なことや怖いことから「本当は逃げたいけど、逃げられない」という強い葛藤状態を示しています。

例えば、動物病院での診察中や、小さなお子さんにしつこく触られている時など、犬が「嫌だけど我慢している」状況でよく見られます。

この時、体は固まっていたり、耳が後ろに引かれていたりと、他の部分にも緊張が表れていることが多いです。

このサインは犬が我慢の限界に近づいていることを示す重要なサインなので見逃さずに状況を改善してあげることが大切です。

はるか先生

この状態になる前に気づいて状況を変化させることが大切だね。

お散歩担当ゆうき

ペットホテルでは、不安の強い子に見られることが多いね。

サイン3|犬の口元は「リラックスバロメーター」

口元の様子からも、愛犬がリラックスしているか、緊張しているかを読み取ることができます。

しっぽや目と比べると分かりづらいですが、愛犬の心の健康を守るために気づいてあげたい重要なポイントです。

【ストレス】鼻や口の周りを何度も舐める

自分の鼻先や口の周りを、舌でペロリと素早く舐めるしぐさも、ストレスや葛藤を感じているサインです。

これは非常に素早く、見逃しやすい行動ですが、犬にとっては重要な意思表示です。

例えば、飼い主が上から覆いかぶさるように撫でようとした時や、知らない人に急に顔を近づけられた時など、少し圧迫感を感じた瞬間にこの行動が見られます。

「どうしようかな」「ちょっと落ち着かないな」という気持ちの表れであり、これ以上プレッシャーをかけないでほしいという、ささやかな抵抗なのです。

お散歩担当ゆうき

ワンちゃんが一生懸命別のことに気を向けようとしている行動だね。

はるか先生

このような様子が見られるときはスキンシップは控えて、視線もあまり送らないようにした方が良いよ。

【ポジティブ】口元が緩んでいる

口がだらんと半開きで、舌が少し横から出ているような表情は、とてもリラックスしている状態です。

楽しい散歩の後などに、ハッハッと穏やかに息をしている時もこの口元をしています。

ただし、暑いわけでもないのに、浅く速い呼吸(パンティング)をしている場合は、痛みや不安のサインである可能性もあるため、状況をよく観察しましょう。

はるか先生

口元がだらんとしているときは、筋肉の緊張が解け、穏やかで満たされている証拠!

お散歩担当ゆうき

何かびっくりするような音が鳴ったときの口元と比べると分かりやすいね。

【ストレス】口を固く閉じている

口をキュッと固く閉じ、口角がわずかに後ろに引かれている時は、何かに集中しているか、緊張や不安を感じています。

これは、次の瞬間にどう行動すべきか、状況を注意深くうかがっているサインです。

例えば、インターホンが鳴った瞬間や、散歩中に苦手なバイクが近づいてきた時など、一瞬でこの表情に変わることがあります。

筋肉がこわばり、息を詰めているような状態なので、愛犬が何に緊張しているのか原因を探ってあげましょう。

お散歩担当ゆうき

初めてペットホテルに来た子の口元はだいたいこの状態だね。

はるか先生

しっぽを振っていてもこの口元の状態の場合は、まだ不安を抱えているから無理に触ってはいけないね。

【ストレス】あくびを連発する

人間から見ると「眠いのかな?」と思ってしまいますが、犬のあくびはストレスや不安を感じている時にも頻繁に見られます。

これは自分自身や周りの相手を落ち着かせようとする「カーミングシグナル」の一つです。

眠い時のゆったりとしたあくびとは違い、緊張した状況で唐突に出る、少し長めのあくびが特徴です。例えば、苦手なブラッシングをされている時や、動物病院の待合室で順番を待っている時など、「この状況、ちょっと苦手だな…」と感じている心境の表れです。

はるか先生

苦手な人や犬が近くにいたり、退屈な時によくこの様子が見られるね。

お散歩担当ゆうき

男の人が苦手なワンちゃんに結構されているかも…気づいてあげないとね!

サイン4|犬の耳の動きで「気になる方向」と「心の状態」がわかる

耳は音を聞くだけでなく、感情を表すアンテナの役割も果たしています。

立ち耳の犬種は分かりやすいですが、垂れ耳の犬種でも、付け根の動きに注目すれば、その気持ちを十分に読み取ることができます。

代表的な耳の動きだけでも知っておくと、愛犬の気持ちを考える材料になるので、この項目でお伝えすることを覚えておくと良いです。

【集中・興味】前方にピンと立てる

何か気になる音や物を見つけた時、耳はレーダーのようにそちらの方向へピンと向きます。

例えば、遠くから聞こえる宅配便のバイクの音や、飼い主さんがキッチンで開けたおやつの袋の音に、耳が素早く反応します。

「あれは何だろう?」と注意を集中させ、情報を集めている証拠です。

この時、耳は左右別々に動くこともあり、その情報収集能力の高さがうかがえます。

お散歩担当ゆうき

散歩中に観察して見ると、結構耳を前にしていることが多いよね。

はるか先生

そうそう。「急に吠えるんです」と悩んでいる飼い主さんは、この耳の動きを見逃している可能性があるよ!

【リラックス】少し横に倒れている

力が抜け、耳が自然に横や斜め後ろに倒れている時は、リラックスしている状態です。

周りに警戒すべきものがなく、穏やかな気持ちで過ごせている証拠です。

撫でられて気持ちいい時なども、耳が優しく後ろに流れるような形になります。

お散歩担当ゆうき

緊張しているときのいわゆる「イカ耳」と見分け方が難しくない??

はるか先生

耳だけで判断するのは確かに難しいかもね。迷ったら目の状態を見て、穏やかな目をしているか確認してみよう。

【不安・恐怖】後ろにペタンと倒す

耳を強く後ろに引き、まるで頭にくっつけるようにペタンと倒している時は、不安や恐怖を感じています。

これは自分を小さく見せることで、「敵意はありません」「攻撃しないで」と相手に伝えようとする服従のサインです。

知らない人や犬に囲まれた時、大きな音に驚いた時などに見られます。

この耳の動きは、他の不安を示すサイン(しっぽを下げる、体を縮めるなど)と同時に現れることがほとんどです。

はるか先生

この耳の状態は不安が高まっているから、その原因を早く取り除いてあげたいね。

お散歩担当ゆうき

何度でも伝えるけど、この状態のときに触ろうとするのは絶対だめだね。
噛まれるよ!!!

サイン5|犬の姿勢が語る「自信」と「不安」

体全体の姿勢や重心のかけ方にも、犬の気持ちは明確に表れます。

特に動きが止まる「固まる」というサインは、犬が強いプレッシャーを感じている証拠であり、絶対に見逃してはなりません。

【自信・興味】重心が前にある

体重を前にかけ、前のめりになっている時は、興味津々だったり、自信があったりする状態です。

胸を張り、頭を高く上げていることもあります。「もっと知りたい!」「行きたい!」という積極的な気持ちの表れで、新しいおもちゃや好きな人を見つけた時にこの姿勢になります。

お散歩担当ゆうき

これは人間と同じで、やる気、元気な時は前向きにという気持ちが表れているね!

はるか先生

この状態が続くと興奮が強く出てくることがあるから、そこには注意が必要だね。

【不安・恐怖】重心が後ろにある

体を低くして、体重を後ろにかけている時は、怖がっていたり、状況に不安を感じていたりします。

いつでも逃げ出せるように準備している防御的な姿勢です。「これ以上近づかないで」「逃げたいな」というメッセージであり、この状態で追い詰められると、パニックになったり、防衛的に攻撃したりする可能性もあります。

はるか先生

臆病な子には無理に近づかずに、来てくれるまで待つことが大事!

お散歩担当ゆうき

特に男性は犬に知らず知らずの間に圧を与えている可能性があるから、重心が後ろにあるのを見たら気をつけよう!

【遊びの誘い】お尻を高く上げる(プレイバウ)

前足を地面につけてお辞儀をするようにし、お尻を高く上げるこのポーズは、「一緒に遊ぼうよ!」という明確な誘いのサインです。

これは「メタ・コミュニケーション」と呼ばれる高度な信号で、「この後の行動は本気じゃないよ、遊びだよ」というルールを相手に伝えています。

このおかげで、犬たちは追いかけっこやじゃれ合いを安全に楽しむことができます。

お散歩担当ゆうき

このポージングをして遊びに誘うことができる子は、社会化がかなり身についているね。

はるか先生

ペットホテルを提供していると、社会化の大切さがすごく分かるね。

【強い緊張・恐怖】凍りつく(フリーズ)

突然、彫像のようにピタッとすべての動きを止めることがあります。これは、極度の緊張や恐怖を感じ、脳がフル回転で「戦うか、逃げるか、やり過ごすか」を判断している状態です。

一見落ち着いているように見えますが、内面は爆発寸前の風船のようなものです。

このサインを見たら、絶対に無理強いをしたり、大声を出したりしてはいけません。

犬が安心できるまで静かに待ち、ストレスの原因からそっと遠ざけてあげることが重要です。

はるか先生

この様子が散歩中に見られたら、迷わずUターン!

お散歩担当ゆうき

フリーズするということは、まだその刺激に対してなれていないということだからね。

サイン6|さりげないけど超重要!犬の「カーミングシグナル」

犬は自分や相手を落ち着かせ、無用な争いを避けるために「カーミングシグナル」と呼ばれる、驚くほど多彩な行動をとります。

これらは犬が平和的に問題を解決しようとする最初の試みであり、私たち飼い主が気づいてあげるべきとても大切なサインです。

  • 視線をそらす
  • 顔を背ける
  • 急に地面の匂いを嗅ぎ始める(直接的な対立を避けるための、意図的な「そらし」行動です)
  • 体をブルブルと振る(緊張した出来事の後、ストレスを物理的に振り払うリセット行動です)
  • ゆっくり動く
  • あくびをする
  • 鼻を舐める

これらのサインは、愛犬が少しストレスを感じていたり、相手に対して「落ち着こうよ」「敵意はないよ」と伝えようとしていたりする時によく見られます。

これらは非常にさりげない行動のため見逃しがちですが、愛犬のささやかなSOSです。

気づいてあげられれば、大きな問題になる前に対処できることがたくさんあります。

お散歩担当ゆうき

あらかじめ知っておくとワンちゃんの気持ちにより近づけるね!

はるか先生

カーミングシグナルはやさしい子の証拠だけど、我慢もしているから気づいてあげたいね。

サイン7|「唸り声」は必死な「NO」のサイン

「ウゥー…」という低い唸り声を聞くと、多くの飼い主さんは「攻撃的になっている!」「悪い子だ!」と驚き、叱ってしまうかもしれません。

しかし、これは絶対にやってはいけない非常に危険な誤解です。

唸り声は、攻撃の始まりではありません。攻撃という最終手段を使わずに済ませるため、犬が必死で発している「やめてほしい」「それ以上近づかないで」という、非常に重要な最終警告です。

これを罰してしまうと、犬は「警告しても無駄なんだ。しかも叱られる…」と学習します。

その結果次に同じような不快な状況になった時、犬は唸るという前触れをすべて飛ばして、いきなり噛みつくという最も危険な行動を選ぶようになってしまいます。

愛犬が唸っている時は何に対して不快感を示しているのか原因を探り、まずはその状況からそっと離してあげることが鉄則です。

はるか先生

唸り声を出すこと自体は悪いことではないということを飼い主側は分かっておこう!

まとめ|愛犬の気持ちに寄り添い、最高のパートナーになろう

愛犬の気持ちを理解するための7つのサインはいかがでしたか?

知っていることもあれば、初耳なこともあったかもしれませんね。

  1. しっぽ:動き・高さ・方向で複雑な感情を読む
  2. :視線で信頼関係を育み、不安を読み取る
  3. 口元:リラックス状態と見逃したくないストレスサイン
  4. :興味の方向と心の状態を示すアンテナ
  5. 姿勢:重心で自信と不安がわかり、「固まる」は危険信号
  6. カーミングシグナル:平和を願う犬たちの賢い言葉
  7. 唸り声:罰してはいけない大切な「NO」の意思表示

今回ご紹介したのは、犬の気持ちを表すサインのほんの一部です。まだまだたくさんのサインがあるので、またご紹介できたらと思います。

一番大切なのは、一つのサインだけで判断せず、しっぽ、目、耳、姿勢など、体全体の様子を、その時の状況と合わせて総合的に見ることです。

言葉を話せないからこそ、愛犬は全身を使って、一生懸命私たちに気持ちを伝えようとしてくれています。

愛犬の必死な声に気づき、理解しようと努力することが、何よりの愛情表現であり、最高のパートナーになるための第一歩です。

今日からぜひ、愛犬の「サイン」にもう一歩踏み込んで注目してみてください。

きっと、今まで以上に愛おしく、深い絆で結ばれていることを実感できるはずです。

ペットホテル『まるまるハウス』より

ペットホテル『まるまるハウス』では、お預かりするわんちゃんたちの小さなサインも見逃さず、その子に合った丁寧なお世話を心がけています。

愛犬の行動で何かご不安なことがあれば、いつでもお気軽にご相談くださいね。

専門的な知識と経験を持つスタッフが、あなたと愛犬の幸せな毎日のために、全力でサポートさせていただきます。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

お散歩担当ゆうきのアバター お散歩担当ゆうき まるまるぶろぐ管理人

ペットホテルまるまるハウスのお散歩担当。福祉の仕事の傍ら100匹以上の犬、猫、小動物、爬虫類のお世話をしている。まるまるぶろぐで主に記事を書いている人。

コメント

コメントする

目次