「うちの子、私のこと本当に信頼してくれてるのかな?」
「もしかして、嫌われているのかも…」
愛犬と暮らす中で、ふとその行動から不安を感じてしまうことはありませんか?言葉を話せない愛犬の気持ちが分からず、悩んでしまうのはとても自然なことです。
愛知県岡崎市でペットホテルを運営している『まるまるハウス』は、200頭以上の犬のお世話をしてきた、お世話のスペシャリストです。
私たちは日々たくさんの犬をお預かりする中で、ワンちゃんたちが見せる様々な表情や行動に触れています。犬は言葉を話せない分、その気持ちは行動に正直に表れます。
この記事では、犬が心から信頼する主人にだけ見せる特別なサイン、もしかしたら信頼関係が揺らいでいるかもしれない不信のサイン、そして愛犬との絆を強く結ぶための具体的な方法まで、ペットホテルの現場での経験も交えながら詳しく解説します。
この記事は、愛犬との関係を見つめ直すための『絆のヘルスチェック』です。
行動の裏にある本当の気持ちを理解し、二人の関係をさらに素晴らしいものにするためのヒントがきっと見つかります。
- 愛犬が信頼している時に見せる行動
- 愛犬が不信感を持っているときにする行動
- 愛犬との信頼を作るための方法
愛犬が心から信頼している時に見せる10の行動

犬は言葉を話せないため、その気持ちは行動に表れます。
飼い主が信頼できる「安全基地」であると感じているとき、犬は様々なポジティブなしぐさや行動を示します。

あなたと愛犬にどのくらい当てはまるか診断してみよう!
- 頻繁にお腹を見せる
- 飼い主の顔を舐める
- 愛犬から飼い主を見つめる
- 飼い主のそばで寝たがる
- 身体を触らせてくれる
- 飼い主にお尻をくっつけてくる
- 後をついて回る
- 大切なおもちゃを持ってくる
- 全身で喜んでくれる
- 留守番中にひとりでも落ち着いていられる
頻繁にお腹を見せる


いわゆる「へそ天」ポーズは、服従と信頼の最上級のサインです。
お腹は内臓を守る骨がなく、動物にとって最大の急所。
そこを無防備にさらけ出すのは「あなたに攻撃される心配は一切ない。私の命を預けます」という絶対的な安心感の表れです。
ただ撫でてほしいだけでなく、あなたの前では完全にリラックスし、心を許しきっている証拠と言えるでしょう。



ペットホテルを利用する子たちにも「へそ天」する子がいるけど、どうしたらしてくれるのかな?



簡単にこうすれば!というのは難しいけれど、お世話をする側の「私がリーダー!」という心構えは大切かもね。
犬は集団で生活する生き物です。安心できるリーダーがいて初めて、「へそ天」がお披露目されるということです。
ただエサやりをしたり、お散歩をしたり、おもちゃで遊ぶのではなく、「私がいるから大丈夫だよ」という気持ちで根気よく関わることが、「へそ天」がお披露目される近道になります。
すでに「へそ天」をお披露目してくれているなら、それはあなたがリーダーとして認められている証拠です。
認めてくれてありがとうの気持ちでたくさん撫でてあげてくださいね。
飼い主の顔を舐める


子犬が母犬の口元を舐めて愛情を伝え、ごはんをねだっていた頃の名残です。
成犬がこの行動をするのは、飼い主さんを親のように慕い、「大好きだよ」「いつもありがとう」という深い愛情と敬意を示しているからです。
ただし、口周りの食べ物の匂いに反応している場合や、不安な気持ちを落ち着かせようとする「転位行動」の場合もあるため、穏やかな表情で愛情を込めて舐めているか、状況と合わせて判断しましょう。



ペットホテルでもよく顔を舐めてくれる子がいるけど、「転位行動」との見分け方は何で判断したらいいの?



まずは、特殊な環境下でないことが見分けポイントの一つかな。例えば病院やペットホテルで見られる顔舐めは、多くの場合は不安を抑えるための行動になるね。
この他の見分け方として
- 尻尾が下がっている
- 身体がこわばっている
という様子が顔舐め以外で見られたら、「転位行動」の可能性が高いです。
逆に尻尾をブンブン振って、全身で喜びを表現しながら顔を舐めてくれる場合は、「大好き!」からくる信頼行動です。
愛犬から飼い主を見つめる


犬にとって目をじっと見つめる行為は本来、威嚇や挑戦を意味します。
しかし、信頼する飼い主さんに対しては全く意味が異なります。
穏やかでとろけるような目で見つめてくるのは、「あなたが好きです」という愛情表現そのもの。
- 目を細めている
- 口角をあげている
- 瞳がうるうるしている
という様子が見られたら、飼い主であるあなたもやさしい表情でアイコンタクトしてあげてください。
この見つめ合いによって、人間と犬の双方の脳内から「愛情ホルモン」と呼ばれるオキシトシンが分泌され、絆がさらに深まることが科学的にも証明されています。
逆に
- うなり声をあげながら見ている
- こちらの動きを監視しているような表情で見ている
- ずっと視線を外さない
場合は、敵意や不安がありますので注意が必要です。



ペットホテルに初めて来る子の場合は、あえて視線をずらしながら挨拶することを心掛けているよね!



そうだね。アイコンタクトは信頼をつくるためにはすごく大事だけど、不安が強い時には逆効果になってしまうからね。
飼い主のそばで寝たがる


睡眠中は最も無防備になる時間。
その時間にわざわざあなたのそばに来て寝るのは、「この人のそばが世界で一番安全な場所だ」と確信しているからです。
あなたの匂いや息遣い、体温を感じることで、犬は心から安心して眠りにつくことができます。
ソファでくつろいでいる時に足元で、あるいはベッドに潜り込んできて寝るのは、あなたを頼れる存在として心から信頼している証です。
また、眠る位置によっても信頼度が変わります。
- 目に見える少しだけ離れた場所
信頼されているからこそ少し遠くに行っても大丈夫という自立心の表れ。
- 足元
強い信頼の証。大切なあなたを守ろうとしています。
- お腹付近
安心したい気持ちの表れ。あなたに甘えたい。



ねぇ、ペットホテルに来た子がたまに僕の上で寝るんだけど、これも信頼の証かな?



それは甘えたい気持ちが強くて「あなたのこと好き!」ではあるけど、リーダーとして信頼しているかといったら違うかもね。



oh….
身体を触らせてくれる


犬には防衛本能という能力が備わっていて本来信頼する人にしか体を触らせません。
それでもじっとしていて触らせてくれるのは、あなたを信頼し、「この人は私に嫌なことはしない」と理解しているからです。
特に、鼻先や口元、足先(肉球)、しっぽといった敏感な部分を嫌がらずに触らせてくれるのは、かなり強い信頼関係が築けていると言えるでしょう。



初めて会うワンちゃんにいきなり触ろうとするのは、実は御法度だよね。



そう!犬にとっての挨拶は匂いを嗅ぐことだから、そこで信頼を得てからだね!
体を触らせてくれるということは、実は犬にとってすごくハードルの高いことです。
「触らせてくれてありがとう。私も好きだよ」の気持ちをもって、愛情を撫でる手に込めることで、さらなる信頼関係が構築できます!
飼い主にお尻をくっつけてくる


犬にとって背後は最大の死角であり、信頼できない相手に背中を見せることは絶対にありません。
ソファなどでくつろいでいる時に、わざわざ向きを変えてお尻をピタッとくっつけてくるのは、「私の背後はあなたに任せたよ」という全幅の信頼を寄せている証拠。
あなたを自分の群れの仲間として認め、安心して身を委ねています。



犬にとって背中を向けるって勇気がいることなんだね。



そうだよ。だから背中を見せるということは、信頼の証なんだよ!
ただし
- あなたにお尻をのせる
- 足で踏んでいる
様子が見られたら残念ながら、犬があなたのことを下に見ているか、支配していると思っている可能性があります。
後をついて回る


あなたが家の中を移動するたびに、愛犬がトコトコと後をついてくるのは、あなたを群れのリーダーとして認識し、一緒に行動することで安心感を得ているからです。
愛犬があなたの動きに合わせてついて回るのは信頼だけではなく「何か楽しいことが始まるかもしれない」という期待感も含まれています。
このような行動が見られるのはあなたと過ごした時間が、愛犬にとってかけがえのない時間だったからこそです。
愛犬の気持ちにこたえるためにも、いつでもやさしくて、頼りになるリーダーでいたいですね。
ただし、一瞬でも離れるとパニックになる場合は「分離不安」の可能性も考えられます。
分離不安とは、飼い主さんから離れると過度の緊張や不安に襲われ、パニックや粗相、自傷行為が見られる症状のことを指します。
見分け方に関しては以下の記事を参考にしてみてください。


大切なおもちゃを持ってくる


犬にとっておもちゃは大切な所有物です。
それをわざわざあなたの元へ運んでくるのは、「これで一緒に遊んでほしい」というお誘いであり、あなたを「楽しい時間を共有できる最高のパートナー」だと思っているサインです。
ただ遊んでほしいだけでなく、「この楽しさをあなたと分かち合いたい」という特別な気持ちが込められています。
もしおもちゃを持ってきてくれた時には、今やっていることを一時中断して、5分だけでも遊びを共有する時間を作りましょう。そうすることで、より深い信頼関係を構築することができます。



目の前におもちゃをぽとって落とすのがめちゃくちゃかわいいよね!



ペットホテルで預かっている子がおもちゃを私たちに持ってきてくれるようになったら、信頼してくれるようになってきたサインとして受け取っているね!
全身で喜んでくれる


あなたが帰宅した時、尻尾をプロペラのように高速で回し、嬉しそうにクンクンと鳴きながら飛び跳ねて喜ぶ姿。
それは単に「お腹が空いた」「散歩に行きたい」という要求だけではない、もっと深い感情の表れです。
犬にとって、あなたは群れを守る大切なリーダー。そのリーダーが帰ってくるということは、「これでやっと安心できる!」という心からの喜びと、留守を守り抜いた安堵感が入り混じった愛情の爆発的な表現が尻尾に現れます。
ただし、尻尾をブンブン振っていても喜びではなく、緊張からそのような行動をすることもありますので、尻尾の状態をよく見て信頼を得ているかどうか確認してみましょう。


- 尻尾を激しく振る
→好意や信頼を通り越して興奮している - 大きく尻尾を振っている
→あなたに服従、好意の気持ちをもっている - 尻尾が下がっているがゆっくり振っている
→リラックスしている - 尻尾と腰をくねらせるように振っている
→甘えたい気持ちが全面にでている - 尻尾の毛が逆立っていて、ゆっくり大きく振っている
→警戒、怒りの気持ちが高まっている - 尻尾を細かく振っている
→緊張している
尻尾を注意深く観察するだけでも、愛犬の気持ちの理解にぐっと近づける材料になります。



尻尾を振っていても緊張していることもあるんだね。



そうそう。こちらの思い込みで愛犬の気持ちを間違って判断しないように、犬の自己表現についても知っておいたほうが良いね!
留守番中にひとりでも落ち着いていられる


意外に思われるかもしれませんが、留守番中にひとりでも落ち着いていられるのは非常に強い信頼の証です。
飼い主さんがいない間、過度に吠えたり物を壊したりせず、落ち着いて待っていられるのは、「主人は僕を見捨てない。必ずここに帰ってくる」という、揺るぎない信頼と自立心があるからです。
愛犬の「自立心」は、リーダーである飼い主さんとの信頼関係がなければ育ちません。この信頼関係があるからこそ、愛犬は分離不安に陥ることなく、安心してあなたの帰りを待つことができます。



なるほど。ペットホテルで僕たちが席を外すと犬たちが急に不安がるのは、僕たちとの信頼関係がまだ成熟していないからということだ!



普段お家で上手にお留守番できるのに、ペットホテルだと不安で仕方なくなってしまうパターンはその可能性が高いね。だからこそ私たちペットホテルスタッフは信頼関係を作る努力をしていかなくちゃね!
一匹でお留守番することが退屈でイタズラをしてしまうこともありますので一概には言えませんが、普段お家でも不安な様子がある場合は、愛犬との信頼関係や自立心がまだ成熟していない可能性があります。
コマンドを使用して訓練したり、お散歩中に正しく歩けていたら褒めるだけでも効果てきめんです。特に犬の自立心は飼い主側が育てようと思わないと育ちにくいため、いざというときに愛犬が過度な不安に襲われないよう日常から意識をもって関わりましょう。
愛犬が不信感をもっている時に見せる5つの行動


もし、以下のような行動が見られたら、それは愛犬からの「僕の気持ち、分かってくれてる?」というSOSかもしれません。
関係を見直す大切なきっかけと捉え、接し方を変えましょう。
- 名前を呼んでも反応しない
- 来客や通行人に過剰に吠える
- 身体を触ると嫌がる
- 唸り声をあげる
- 散歩の時にリードを引っ張る
名前を呼んでも反応しない
信頼関係が築けている状態であれば、犬は名前を呼んだ時にすぐに反応するものです。
聴力に問題がないのに、名前を呼んでも無視したり、そっぽを向いたりすることが多い場合、信頼関係が薄れているサインかもしれません。
「どうせ呼んだだけで、良いことはない」と学習してしまっている可能性があります。



意外にも自分の名前を認識できていないパターンもあるね。



自分の名前を「かわいい」「おいで」だと思っている子がいるね。これは、名前を呼ぶよりもそういった言葉を投げかける回数が増えてくると起きる現象だよ。
褒めの言葉ももちろん大切ですが名前はもっと重要です。もし名前以外の言葉には反応するのに、名前を呼んでも来ない場合は自分の名前が認識できていない可能性があるので、日常的に名前を呼ぶ機会を増やした方が良いでしょう。
来客や通行人に過剰に吠える
来客や通行人に対して過剰に吠える行為は、犬が「この人は自分が守らなければ!」と過剰な責任を感じている状態です。
厳しいですが、飼い主を頼れるリーダーとして信頼できていないため、自分が前に出て縄張りを守ろうと必死になっています。
ただ、興味関心から吠えることももちろんありますので、吠えること=信頼されていないではありません。あくまで「過剰」にというのがキーポイントになります。



僕たちを守ろうと吠えてくれるのは健気でかわいいんだけどね。



そうだね。一緒にいる人のことが好きなのは間違いないから、散歩時の対応の仕方を変えるだけですぐに信頼関係を取り戻せるよ。
身体を触ると嫌がる
犬が身体を触られるのを嫌がるのは、飼い主を信頼していないサインです。
犬は警戒心が強いため、信頼していない人には身体を触らせようとしません。身体を避けたり、唸り声をあげて抵抗したりすることがあります。
特に、背中やお腹、鼻先、肉球など、敏感な部分は犬にとって急所になるため、むやみに触ることでさらに信頼関係が悪化する可能性があります。



関係を深めようとベタベタするのはかえって逆効果だよね。



そう。待ちの姿勢がとっても大事!触られるのが嫌な子は安心が担保できるまでは絶対に心を開かないから、匂いを嗅いでもらうまで待たなきゃいけないね。
唸り声をあげる
遊びの中で興奮して「ウー」と唸るのとは違い、低い声で持続的に唸るのは明確な拒絶や警告のサインです。
「それ以上近づくな」「やめてほしい」という強い意思表示であり、これを無視すると噛みつきに発展する危険性もあります。
ただし、遊びの中で興奮している場合もあるため、前後の状況を見て判断することが重要です。



興奮と警告の見分け方ってあるのかな?



尻尾の状態が一番わかりやすいかも!尻尾を下げながら唸っていたり、尻尾を逆立てて唸っていたら拒絶・警告のサインの可能性が高いね。
散歩の時にリードを引っ張る
犬が常に飼い主の前を歩き、グイグイとリードを引っ張るのは、自分が行きたい方向へ飼い主を導いているつもりになっています。
これは、飼い主を信頼し、歩調を合わせる関係ではなく、自分が主導権を握っていると勘違いしている状態です。
犬は「僕が案内してあげる」「僕についておいで」と考えている状態であり、犬が飼い主の横を歩く理想的な信頼関係とは言えません。



これは分かりやすいから対処がしやすいね。



これはリーダーウォークを飼い主さんが意識できるようになればすぐに改善できるよ。
なぜ?犬との信頼関係が築けない4つの原因


もし愛犬が不信のサインを見せているとしたら、それは関係改善のチャンスかもしれません。
飼い主さんに悪気はなくても、犬にとっては少し寂しい・怖いと感じる瞬間があったのかも。
一度、以下のことに留意して日々の接し方を優しく見直してみましょう。
- 叱りすぎている。
- 力で押さえつけたことがある
- 一緒に遊んであげない
- 犬の言いなりになっている
叱りすぎている
犬が何か失敗するたびに、大きな声で叱ったり、感情的に怒ったりしていませんか?
日常的に叱ることが多いと、犬は何に対して怒られているのかを正確に理解できず、「飼い主さんは予測不能で怖い存在だ」と学習してしまいます。
これでは信頼関係は築けません。
力で押さえつけるしつけをする
爪切りや歯磨きを嫌がった時、力ずくで押さえつけてしまった経験はありませんか?
犬にとってその恐怖体験は深いトラウマとなり、「この人は僕に痛くて怖いことをする」とインプットされ、あなたへの信頼を大きく損ないます。
トラウマは愛犬の心に強く残り続けます。間違っても痛い思いをさせてはいけません。
一緒に遊んであげない
忙しさを理由に、散歩に行くだけで、愛犬と向き合って遊ぶ時間を取れていないことはありませんか?
犬は飼い主さんと遊ぶのが大好きです。
コミュニケーションが不足すると、「自分は大切にされていないんだ」と感じ、愛情不足から信頼関係が希薄になります。
犬も人間と一緒で、好きな相手ではない人の指示は聞きたくありません。
遊びの時間を大切にすることは、コミュニケーションの質を高めて信頼関係を作ることと密接な関係があります。
犬の言いなりになっている
「可愛いから」と要求されるがままにおやつを与えたり、ソファに乗るのを許したり、リードをぐいぐい引っ張ることをそのままにしたり、抱っこをしたりしていませんか?
犬は群れで生きる動物であり、頼れるリーダーの存在を求めます。
ルールが一貫していないと、犬は何を頼れば良いか分からず、自分がリーダーになろうとしてしまい、結果的に不安や問題行動に繋がります。
可愛さのあまり何でも許してしまうと、犬は「自分がリーダーだ」と勘違いしてしまいます。
今日からできる愛犬との信頼獲得の6つの方法


もし信頼関係が揺らいでいると感じても、決して諦めないでください。犬はとても愛情深い動物です。今日からのあなたの行動で関係は必ず修復できます。
- 「アイコンタクト」を増やす
- 「スキンシップ」を心がける
- 「散歩」をとことん楽しむ
- 「遊び」の時間で愛情を伝える
- 「しつけ」は厳しくしすぎない
- 「手作りご飯」で愛情をプラスする
「アイコンタクト」を増やす
まずは、愛犬の名前を優しく呼び、目が合ったらニッコリと微笑みかけましょう。そして、すぐにご褒美をあげます。
これを繰り返すことで、「飼い主さんと目が合うと、良いことが起きる」と学習し、あなたに注目することが大好きになります。
これが全てのコミュニケーションの基本です。
「スキンシップ」を心がける
犬がリラックスしている時に、顎の下や胸、眉間など、犬が喜ぶ場所をゆっくりと優しく撫でてあげましょう。「気持ちいいね」「大好きだよ」と声をかけながら行うのがポイントです。
犬が自分で離れていくまで続け、決して無理強いはしないこと。
質の高い触れ合いが、安心感と信頼を育みます。
「散歩」をとことん楽しむ
飼い主さん自身が心から散歩を楽しむことが大切です。「あなたと歩くのは楽しい!」という気持ちが伝われば、犬にとって散歩は最高のコミュニケーションの時間になります。
例えば、いつものコースを少し変えて新しい匂いを一緒に探したり、公園で数分間立ち止まってただ季節の移ろいを感じたり。
飼い主さんがリラックスして楽しんでいる気持ちはリードを通して必ず愛犬に伝わります。
「遊び」の時間で愛情を伝える
愛犬と遊ぶ時間は1日5分でも構いません。
その代わり、スマートフォンなどは置いて、愛犬だけに集中してあげてください。
おもちゃの引っ張りっこやボール投げなど、愛犬が好きな遊びで思い切り楽しませ、たくさん褒めてあげましょう。
「あなたと遊ぶと最高に楽しい!」と感じさせることが、信頼回復に繋がります。
「しつけ」は厳しくしすぎない
しつけの基本は「正解を教えて、できたら褒める」ことです。
失敗を叱るのではなく、どうすれば成功できるかを導き、できたら大げさなくらい褒めてあげましょう。
ポジティブなトレーニングは、犬の自信を育み、「この人の言うことを聞けば、楽しいことが起きる」という信頼関係を築きます。
「手作りご飯」で愛情をプラスする
食事は犬にとって最大の楽しみの一つ。「食事をくれる人」は信頼の対象です。
時々で良いので、安全な食材(鶏ささみ、かぼちゃ、にんじん等)を使った手作りご飯を取り入れてみてはいかがでしょうか。
特別なご馳走は、あなたの愛情を伝える最高のプレゼントになります。
まとめ|愛犬との絆は、日々の小さな積み重ねから


犬が見せる信頼のサイン、そして不信のサイン。いかがでしたか?
多くのサインに心当たりがあって安心した方も、当てはまるものが少なくて少し不安になった方もいるかもしれませんね。
しかし、最も大切なのは診断の「点数」ではありません。
行動の一つ一つに一喜一憂するのではなく、なぜ愛犬がそのように振る舞うのか、その心の声に耳を傾けようとすることです。
診断結果がどうであれ、今日ご紹介した方法は、二人の絆をさらに豊かで強いものにしてくれるはずです。
焦らず、楽しみながら一つずつ試してみてください。 あなたと愛犬の毎日が、信頼と愛情に満ちた、かけがえのない時間となりますよう心から願っています。
ペットホテル『まるまるハウス』からのお知らせ
旅行や帰省、急なご用事など、愛犬と離れなければならない時もご安心ください。
私たち『まるまるハウス』は、飼い主さんとワンちゃんの深い信頼関係を何よりも大切に考えています。だからこそ、お預かりするワンちゃん一頭一頭が寂しさや不安を感じることなく、安心して過ごせる環境づくりを徹底しています。
飼い主さんの代わりとなって、愛情を込めて大切にお世話させていただきます。愛犬との生活でのお悩みや、ペットホテルのご利用に関するご相談も、いつでもお気軽にお問い合わせくださいね。
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