- 「出張が決まったけど、愛犬はどうしよう…」
- 「実家に帰省するのに、今回は連れていけない…」
- 「冠婚葬祭で家を空けなくちゃいけない、愛犬が心配…」
大切な家族である愛犬をどこかに預けなければならない時、飼い主さんの胸は不安でいっぱいになるかと思います。
「寂しがらないかな?」「ご飯はちゃんと食べてくれるかな?」「他の子とトラブルにならないかな?」心配事は尽きませんよね。
私たち『まるまるハウス』は、そんな飼い主さんのサポートができるように、ペットホテルサービスを提供し、150匹以上のワンちゃんのお世話をしてきました。
この記事では、私たちペットホテルのプロが、後悔しないペットホテルの選び方から、気になる料金、当日の準備やストレス対策まで、飼い主さんのペットホテルに対するあらゆる疑問や不安に徹底的にお答えします。
この記事を読み終える頃には、きっとあなたと愛犬にとって最良のペットホテルを見つけるための、確かな知識が身についているはずです。
- ペットホテルのメリット・デメリット
- ペットホテルの選び方
- 当日の持ち物&事前準備
- ストレスを軽減する方法
犬のペットホテルのメリット・デメリット徹底比較
ペットホテルを利用するかどうかを判断するために、メリットとデメリットの両方をしっかり知っておくことが大切です。私たちプロの視点から包み隠さずお伝えします。
メリット | デメリット |
---|---|
ペットに関する専門知識と経験が豊富 他の犬と交流できる可能性がある 組織的な対応ができる 日中の様子などを報告してもらえる | 環境の変化によるストレス 繁忙期は予約がすぐに埋まってしまう 料金がかかる 営業時間内の送迎が必要 |

ペットホテルを利用する大きなメリット4選

ペットホテルの最大のメリットは「知識を持ったスタッフがいること」ですが、他にも安全管理、社交性の向上など、様々なメリットがあります。
- ペットに関する専門知識と経験が豊富
- 他の犬と交流できる可能性がある
- 組織的な対応ができる
- 日中の様子などを報告してもらえる
ペットに関する専門知識と経験が豊富
ペットホテルを運営するためには、動物取扱業を申請をしなければいけません。その申請をクリアするためには、実務経験と動物についての資格が必要になります。
この資格は、なんの資格でも良いということではなく、国に認められた資格でないといけません。ペットホテルの運営をするということは、そもそも専門的な知識と動物と触れ合う仕事の経験を持っていないとできないということです。
ペットホテルを利用する飼い主さんたちには、様々なお悩みを抱える方がいます。そのお悩みを解決できるスタッフがペットホテルには多いと言えるでしょう。
他のワンちゃんと交流できる可能性がある
ペットホテルによりますが、ワンちゃんの相性を見て交流する時間を設けてくれることがあります。
人間もそうですが、ワンちゃんも、誰かと交流することで「社会性」が育ちます。ワンちゃんの社会性は、飼い主さんが積極的に他のワンちゃんと関わりを持たせようとしない限り身につきません。
「社会性がなくても飼い主がずっといるから大丈夫!」と思うかもしれませんが、社会性が身につかなかったことが原因で、シニア犬になってから苦労する飼い主さんがいることをまるまるハウスは知っています。
ペットホテルを将来の予防として使うことで、ワンちゃん同士が交流し、社会性が育つ可能性があります。ワンちゃんの世界を広げることができるということは大きなメリットです。
組織的な対応ができる
ペットホテルは、ペットシッターとは違い、拠点を中心にワンちゃんの生活をサポートします。
何か緊急の事態が起こったとしても、他のスタッフと連携しながら対応することができるため、「安全性」と「緊急対応の早さ」という点では、他のサービスよりも優れています。
また、店舗によっては動物病院が併設されていたり、トリミングサロンが併設されているところがあるので、そのような店舗では、トリミングやシャンプーなど、様々なサービスが受けれれるのもメリットですね。
日中の様子などを報告してもらえる
定期的な連絡があり、ワンちゃんの様子を確認することができます。
飼い主さんの精神的な負担として一番多くあげられるのは、「ちゃんと楽しく過ごせているか心配」という状態ではないでしょうか?
旅行に行っているときや、用事での移動中、ふと愛犬の様子が気になることがあるかと思います。ペットホテルであれば、スタッフが常駐しているので、気になったときに様子を聞いて教えてもらえることが可能です。
「忙しい時に何度も連絡がくると困る」という方もいらっしゃるかと思いますがご安心ください。細やかなオーダーができていれば、様子の共有以外で連絡が来ることはほとんどありません。
ペットホテルで気にするべきデメリット4選

ペットホテルに預けることにはメリットがたくさんありますが、「環境変化」や「料金」等について、気をつけるべきデメリットもあります。
- 環境の変化によるストレス
- 繁忙期は予約がすぐに埋まってしまう
- 料金がかかる
- 営業時間内の送迎が必要
環境の変化によるストレス
ペットホテルにおいて、環境の変化によるストレスは最大のデメリットです。
特に緊張しやすいワンちゃんや初めてお泊りをするワンちゃんは、普段住み慣れているお家とは違う場所で過ごすことにストレスを感じます。このストレスが原因で、下痢になってしまったり、食欲不振になってしまったり等、体調不良につながることがあります。
しかし、このデメリットは解消することが可能です。
多くのペットホテルは、宿泊だけでなく日中一時利用も提供しています。この日中一時利用を「おためし」として利用し、環境とペットホテルスタッフに慣れてもらいましょう。何回か利用することでワンちゃんが慣れ、ストレスを感じることが少なくなります。
「飼い主さんがちゃんと迎えに来てくれる!」という経験が、ワンちゃんの安心感につながり、環境の変化によるストレスを大幅に軽減することができます。
繁忙期は予約がすぐに埋まってしまう
年末年始、ゴールデンウィーク、夏休み、お盆等々、人の行動が増える時期は、比例してペットホテルの需要が高まります。特にゴールデンウィークやお盆は、1~2か月前から予約がいっぱい…なんてことも当たり前にあります。
ペットホテルでお受入れできるワンちゃんの数は法律によって決められており、ものすごく広い施設でない限り、10頭というのが目安になります。
その「最大で10頭」という少ない枠を、みんなで取り合うことになってしまうので、需要が高い時に限って「困ったときに空いてない」ということになってしまいがちです。
また、多くのペットホテルは、トリミングサロンや動物病院と併設されている関係で「最大で10頭」という枠より、もっと少なくなっている可能性があります。
そのため、ペットホテルを利用するために早めの予約をする必要があることがデメリットとなります。
料金がかかる
サービスを利用することになるので料金がかかってしまいます。ペットホテルの料金設定については、2種類の決め方があります。
- 犬の種類や大きさ
- 使用するお部屋の大きさ
多くのペットホテルは「犬の種類や大きさ」によって料金を設定しています。小型犬から大型犬と、サイズに応じて料金が高くなっていきます。
どこまでを小型犬に、どこからを中型犬にするのかはペットホテルによって違いがありますので、泊まるペットホテルの料金表をしっかり確認する必要があります。
「使用するお部屋の大きさ」によって料金が変動するペットホテルは、お部屋の大きさや、設備の豪華さで料金が変わってきます。
私たちが利用するホテルと同じように、1室を貸切る形でサービスを提供しているペットホテルもあり、その場合は料金も高めに設定されていることが多いです。
大型犬は予約時に注意が必要で、使えるお部屋が決まっていて選べない可能性があるのでよく確認しておきましょう。
営業時間内の送迎が必要
ペットホテルは、ペットシッターとは違い、営業時間内に送ったり迎えに行ったりする手間がかかります。
さらに、時間内にお迎えに行くことができない場合は、延長料金を支払わないといけない場合があるため注意が必要です。
時間に余裕をもって行動しなければいけないとうことは、飼い主さんの行動を制限することにもつながるため、ペットホテルのデメリットと言えるでしょう。
最近は、ペットホテルがオプションサービスとして送迎を行っていることがあるため、送迎のある・なしで、預け先を選ぶのも良いですね。
失敗しないペットホテルの選び方|5つのポイント

「よし!愛犬をペットホテルに預けよう!」と決断しても、数あるペットホテルの中から本当に信頼できる施設を見つけるのは至難の業です。
ペットホテル選びを失敗したばかりに、愛犬に強いストレスを与えてしまい、人嫌い、犬嫌いになってしまう可能性もあります。そんなことにならないためにも、以下の5つのポイントを踏まえてペットホテルを選びましょう。
ポイント1:第一種動物取扱業の登録をしているか
これは法律で定められた大前提です。「第一種動物取扱業登録証」の登録番号がホームページに記載してあるか確認しましょう。
この番号が記載されていない場合は、法律に定められた基準をクリアしないまま、違法に運営している可能性があります。
基準をクリアしていないということは、そのペットホテルが劣悪な環境である可能性が高いです。
そのような施設はいつ、どのタイミングでなくなってしまうか分かりません。そのようなトラブルに巻き込まれないためにも、「第一種動物取扱業登録証」の記載がない施設を利用するのはやめましょう。
ポイント2:事前カウンセリングがあるか
愛犬に少しでもストレスを与えないようにしたい飼い主さんは、必ず事前カウンセリングを実施しているペットホテルを選びましょう。
きちんとしたペットホテルであれば、利用当日までにカウンセリング+施設案内をして、オーダーをもとに必要なものを準備するものです。
当日予約、当日預かりというのは、お手軽な反面ペットホテル側の準備不足や情報不足による事故のリスクがあることを承知しておきましょう。
カウンセリングでは、過ごし方の確認はもちろんのこと、スタッフの人となりや、犬への愛情の深さなど、様々なことが分かります。
「あれ?ここのペットホテル、なんか変だぞ」と思ったら、そのフィーリングを大切に、別のペットホテルを選ぶのが賢明です。

予定が近くなってきて焦って選ばないように、予定の1か月前くらいにはカウンセリングの予定を入れておいた方がいいよ!
ポイント3:きちんとした犬舎があるか
ペットホテルのホームページやSNSで犬舎(お泊りするお部屋)が見られるか確認しましょう。
犬舎の情報が見られない場合は、身動きがとりづらい狭いクレートで過ごすことになったり、写真にも写せないくらい劣悪な環境で過ごすことになる可能性があります。
ペットホテルのサービスを提供するためには、環境省が出している施設基準「運動スペース分離型(ケージ飼育等)」と「運動スペース一体型(平飼い等)」のどちらかを満たしている必要があります。
詳しい施設基準に関しては、環境省の「適正な飼養管理の基準の具体化について」をご覧ください。
実はこの「適正な飼養管理の基準の具体化について」の法律は、令和3年6月1日からスタートした新しい基準です。この法律を知らずに、施設基準を満たせないまま違法にサービスを提供している施設もありますので、そういった意味でも犬舎を確認するということは大切です。
まるまるハウスは、「運動スペース分離型(ケージ飼育等)」の基準で申請を行い、十分な広さのあるケージを採用しています。



設計士さんが図面を描き、建具屋さんが作り上げた特注の犬舎なので、自信をもってお見せすることができます!
ポイント4:SNSで情報発信されている犬たちは楽しそうか
ペットホテルが運用しているSNSアカウントを見てみて、お泊りをしたワンちゃんたちが楽しそうかどうかを確認しましょう。
ワンちゃんたちは言葉を話せませんが、目や表情、体の動きでお泊りがどうだったかを表現してくれています。
リラックスできている写真や、楽しそうに遊んでいる姿を多く発信しているペットホテルは、良いサービスを提供できている証拠です。
逆に写真や動画が極端に少なかったり、同じ場面の写真ばかりを発信しているペットホテルは気をつけた方が良いかもしれません。
インターネットが普及している現代でSNSによる情報発信に力を入れていないペットホテルは、情報発信する技術か人員が不足している可能性があります。
SNSは、優良なペットホテルを見極めるツールになるので上手に活用しましょう。特にInstagramはおすすめです。
ポイント5:丁寧に様子の共有をしてくれるか
お泊り中の定期連絡がどれくらい、どんな時間にしてくれるのかを確認しましょう。
定期的な連絡があるということは、最低でもその回数分だけお預かりしているワンちゃんを確認しているということです。
定期連絡の回数が多いペットホテルは「飼い主さんの安心」を大切にしている証拠なので、優良と言えるでしょう。
様子の共有については、ホームページやSNSでは分かりづらい部分なので、事前のカウンセリングで思い切って聞いてみてください。
「当店はそういったサービスはしていないです」という返答だった場合は、他のペットホテルの利用を検討した方が良いかもしれません。
まるまるハウスは、朝・昼・夜の3回を基本として定期連絡をしています。写真や動画付きで連絡しますので、飼い主さんからも好評です!
犬のペットホテルの料金|まるまるハウスを参考に!
犬のペットホテルの料金は地域によってかなり差があり、料金体系も様々です。犬種や部屋の大きさによっても料金が変動するため、初めてペットホテルを利用しようと考えている方には難しいかもしれません。
まるまるハウスの料金表を参考にしながら確認してみましょう。
種類 | 1泊 | 時間外 / 1時間 |
---|---|---|
小型犬 | 4500円 | 550円 |
中型犬 | 5500円 | 750円 |
大型犬 | 7500円 | 950円 |
料金体系の種類
料金体系の種類は、以下の2種類が主流です。
- 1泊24時間制
預けた時間から24時間までを1泊とし、以降は時間外の料金がかかる - 1日ごと
チェックイン・アウトの時間に関わらず日付を超えると1日分の料金がかかる
24時間以内にお迎えに行ける場合は、「1泊24時間制」の方が値段を抑えられますが、24時間を超えてしまう場合は、時間外料金が発生して割高になってしまいます。
まるまるハウスは「1日ごと」の料金体系を採用しています。どんな時間にチェックイン・チェックアウトをしても、1泊の料金です。
時間外という項目は、営業時間外のお受入れ、お受渡し時にかかってくる料金です。
犬のサイズ・犬種による料金の違い
「犬のサイズ(重さ)によって料金が変わる場合」と「犬種によって料金が変わる場合」の2パターンが主流です。
大変困ったことに、どこからが大型犬で、どこまでが中型犬なのかはペットホテルによって違うため、泊まらせたいペットホテルのホームページはよく確認しておきましょう。
実際に合った例として、ボーダーコリーを預けるときに、A店では中型犬料金だったにもかかわらず、B点では大型犬料金で預けることになったという事例がありました。
いざお支払いの際に、予想していた料金より高く請求されてしまい、パニックにならないためにも、ペットホテル選びの段階で犬種や犬のサイズによる料金の違いについて把握しておきましょう。
まるまるハウスの基準としては
- 小型犬:10kgまで
- 中型犬:10㎏以上25㎏未満
- 大型犬:25㎏以上
を目安にしていますが、体重が25㎏未満でも体長が大きく、中型犬用犬舎に入りきらない場合は大型犬料金でご案内しています。
追加料金が発生するケースに注意!
基本料金以外に、以下のようなケースで追加料金がかかることがあります。
- 繁忙期
GW、お盆、年末年始などは20%程度の割増料金がかかります。 - オプション
個室の利用、送迎の利用、トリミングやシャンプー、お散歩時間の延長、投薬の依頼などを利用するとプラスして料金がかかります。
よく料金表を見ずに利用してしまうと、支払いの際に「え!?」とびっくりしてしまうことがあるかもしれません。
特にオプションのお世話については、「やるか・やらないか」だけを聞かれて料金の説明がなく、お会計の際に料金を知るということもあり得るので、ご予約の際に「料金はどのくらいになりますか?」と聞いておきましょう。
ペットホテル利用の流れ|予約→契約→準備→利用→お迎え


最良のペットホテルを選ぶことができたら、いよいよ予約→利用です!利用当日にバタバタしてしまったり、不安に思うことがないよう、事前に流れを知っておきましょう。
- 予約
- 契約・カウンセリング(初回のみが多い)
- 準備
- ペットホテルの利用
- お迎え
予約
初めてペットホテルを予約するときは、すごく緊張するかと思いますが、以下の項目を伝えれば大丈夫です。
- 利用希望日
- ペットの種類
- ペットのお名前
- ペットの性別
- 飼い主さんの名前
- 緊急連絡先
予約の段階では、詳しい情報は伝えなくても良いです。登録するための情報を要点を絞って伝えます。
初回ご利用の場合は、ペットホテル側から契約とカウンセリングの打診があるかと思います。利用日前の別の日を提案されることが多いので、時間がとれる日にちを伝えましょう。
契約・カウンセリング
契約・カウンセリングでは、利用規約の確認からペットホテルを利用するにあたっての注意点や、過ごし方の流れを聞くことができます。
実際にお世話をするスタッフにも会うことができるので、スタッフの人となりや、動物への愛情、施設の雰囲気をカウンセリングで体感することができます。
この契約・カウンセリングで「おやおや?」と思うことがあった場合は、そのペットホテルの利用は控えましょう。案外、第一印象というものは当たっていることが多いです。
もしこのカウンセリングで「このペットホテルいい感じ!」と思えたら、愛犬の情報を惜しみなくお伝えください。情報は多ければ多いほど、ペットホテルでの過ごし方が充実します。
オプション料金がかかることもありますが、ペットホテルにお願いしたいオーダーも遠慮せずにお伝えしましょう。
記憶だけでオーダーをしてしまうと伝え忘れてしまうことがあります。ノートなどに記入してペットホテルにお渡しする方法だと間違いがないためおすすめです。
準備
ペットホテルの予約ができたら、当日に向けて準備をしていきましょう。
利用するにあたって「狂犬病予防接種証明書」「混合ワクチン接種」は必須です。当日に忘れてしまうと、利用を断られてしまうことがあります。
忘れ物をしないためにも、以下のチェックリストを参考に準備していきましょう。
チェック | 項目 | 補足 |
---|---|---|
□ | 狂犬病予防接種・混合ワクチン接種の証明書 | 諸事情により打てない場合は、「予防注射実施猶予証明書」を準備 |
□ | フード・おやつ | 1食分ずつ小分けにして予備も準備 |
□ | 首輪・ハーネス・リード | 首輪の締め具合の確認、リードのほつれの確認 |
□ | お家の匂いがついたおもちゃやタオル | 愛犬の安心材料として |
□ | 常備薬 | 投薬が必要な場合は必ず持参 |
狂犬病予防接種・混合ワクチン接種の証明書
基本的には、どこのペットホテルも狂犬病予防接種・混合ワクチン接種の証明書がないとお受入れしてくれません。
特に狂犬病予防接種については、法律で定められている飼い主さん義務ですので、1年に1回必ず予防接種をし、ペットホテルを利用する際に証明書を持参しましょう。
病気、高齢によりどうしても予防接種が打てない場合は、動物病院にて「予防注射実施猶予証明書」を発行してもらいうことで予防接種の証明書の代わりにできることがあります。
ただし、接種証明書でないとお受入れできないペットホテルも多いので、事前に確認が必要です。
フード・おやつ
普段食べているフードやおやつを、1回分ずつ小分けにしておきましょう。滞在日数分よりも少し多めに用意しておくと、事情によって延期することになっても安心です。
不安の強いワンちゃんに関しては、普段使っているエサ皿、水皿も用意しておくとワンちゃんにとって安心材料の一つになります。
首輪・ハーネス・リード
お散歩時に使う道具は、ペットホテルを利用する際にとても重要です。
ペットホテルで起こる事故の中で一番リスクが高いのが「散歩中の脱走」です。
ペットホテル側の不注意が原因なこともありますが、首輪やハーネスが適切な状態でないことが原因で、首輪やハーネスがすっぽ抜けてしまうことがあります。
そんな事態を引き起こさないためにも、ペットホテルに預ける前に首輪の締まり具合や、ハーネスがぴったりと装着できるかを確認しましょう。
リードに関しても、不意な力が加わった際にリードがちぎれてしまわないよう、ほつれや破れがないか確認しておきましょう。



まるまるハウスでは、お散歩時の脱走防止として、ダブルリードをしています!どちらかが抜けてしまっても大丈夫!
お家の匂いがついたおもちゃやタオル
ワンちゃんにとって環境変化によるストレスはかなりの負担になります。
知らない場所、知らない人、知らない犬、そんな状況の中で湧いてくる寂しい気持ちを、飼い主さんのにおいがついたおもちゃ、タオルを準備することで和らげましょう。
「どれくらい持ってきたらよいだろう?」と悩むかもしれませんが、ケージの中に置いても窮屈でないくらいの量がよいです。
タオル1枚では小さいので、思い切ってTシャツやバスタオルくらいの大きさの物を用意した方が、匂いが無くなりづらくておすすめです。
常備薬
普段飲ませている薬がある場合は忘れずに準備しておきましょう。
薬を入れている袋には、「〇日 朝 食後」「〇日 夜 食事に混ぜる」等の日にちや飲ませる時間帯の情報を書いておくと安心です。
皮膚薬や点眼薬等がある場合は、その薬入れにも同じように情報を記入しておくと良いです。
ペットホテルによってはお薬を飲ませるサービスを行っていない場合があります。必ず予約前に確認しましょう。
ペットホテルの利用
いよいよペットホテルの利用です。
準備がきちんとできていれば難しいことは何もありません。愛犬を預けるときに伝えるべき点は以下の通りです。
- 愛犬の直近の体調について伝える
- 持ち物について伝える
- 何時に迎えに来られるかを伝える
初回カウンセリングの際に詳しく説明できていれば、所要時間は10分もかかりません。
ただし、受け渡しの際に気をつけるべきことがあります。
それは、「送り出し時間を短くすること」です。
一時的とはいえ飼い主さんにとって、大好きな愛犬との別れは辛いものです。そのため、ついつい「行ってくるね」「さみしいよ」といつも以上に別れのやりとりを長くしてしまいがちです。
こうしたやりとりをしてしまうと、ワンちゃんのなかの悲しみが深く刻まれ、分離不安を引き起こしてしまう可能性を高めてしまいます。
飼い主さんが納得する最良のペットホテルを選んだのですから、自信をもって「楽しんでおいで!」の気持ちでペットホテルに預けましょう。


お迎え
あらかじめ伝えておいた時間にお迎えに行きましょう。
指定していた時間より遅れてしまう場合は必ず事前に連絡をしましょう。ペットホテルによっては追加料金がかかってしまう可能性があります。
予定より早くついてしまう場合も連絡が必要です。どのペットホテルも、帰りのお迎えの時間に合わせて帰りの支度をしていますので、急に来店すると受け渡しに時間がかかってしまう場合があります。
受け渡しの際には以下の点に気をつけましょう。
- 愛犬がケガをしていないか
- 持ち物がすべてあるか
- 支払う金額が事前に提示された金額と一緒か
特に愛犬の状態については注意深く確認しましょう。上記に合わせて、お泊り中の様子も聞けると良いです。
ペットホテルでのストレスを軽減する方法|3つのポイント


家ではない場所で過ごすということは、ワンちゃんにとってすごくストレスのかかることです。
そんなストレスを少しでも減らすために、なんでもペットホテル『まるまるハウス』がオススメしている3つのポイントを伝授します。
- 事前にペットホテルに通う
- 安心できるグッズを持っていく
- 「楽しんでね!」の気持ちで送り出す
事前にペットホテルに通う
本番のペットホテル利用日より前に、日中預かりを利用して、場所、人、雰囲気に慣れてもらいましょう。
ここで重要なのは「スタッフに慣れてもらうこと」「待っていれば必ず飼い主さんが迎えに来てくれる経験をすること」です。
カウンセリングでも場所や雰囲気を知ることができますが、飼い主さんがいる状態ではなかなかスタッフに慣れることができません。スタッフに慣れさせたいという目的で預ける場合は、心配な気持ちをぐっと抑えて、その場から離れるようにしましょう。
また、何度か預ける→迎えにくるという流れを経験すると、ワンちゃんたちも学習して、「待っていれば必ず迎えに来てくれる!」と不安な気持ちから解放されます。
少々お金はかかりますが、ストレスを軽減する効果は高いです。
安心できるグッズを持っていく
ペットホテルには他のワンちゃんや消毒の匂いなど、嗅いだことがない匂いが溢れています。
その匂いがワンちゃんの不安を強くしてしまう可能性があるため、犬舎やケージに置ける家族の匂いがついたグッズを持参することでストレスを軽減させることができます。
普段使っているおもちゃでも良いですが、まるまるハウスでは、バスタオルやTシャツのような大きめなものを1つ持たせていただくことを推奨しています。
好きな人の匂いに囲まれるというのは、ワンちゃんにとって非常に重要なことです。
「楽しんでね!」の気持ちで送り出す
ワンちゃんたちは飼い主さんの表情をよく見ています。寂しそうな顔や悲しそうな顔をしている飼い主さんを見ると、「何か怖いことが起こるかも!」と不安な気持ちが増幅してしまいます。
一時的とはいえ寂しい気持ちが溢れるかと思いますが、「こっちも楽しんでくるから、○○ちゃんも楽しんで!」くらいの気持ちで送り出すようにしましょう。
預けるときのやりとりも極力短めすることをおすすめします。
別れの瞬間がワンちゃんにとってのトラウマにならないよう、印象的にならないような振る舞いをすることが重要です。
ペットホテルによくある質問とまるまるハウスからのアンサー
ペットホテルを初めて利用する方々から、まるまるハウスに届いたよくある質問にお答えします。
- 老犬(シニア犬)は預けられますか?
-
まるまるハウスではお受け入れ可能ですが、多くのペットホテルでは10歳を超えるシニア犬をお断りしている現状があります。
近くに預かってくれるペットホテルがない場合は、動物病院やシニア犬専門の老犬ホームなどを選択肢に入れて探す必要があります。
- 持病のある犬を預けることができますか?
-
かかりつけ医の許可があり、ホテルの受け入れ基準を満たしていればお受入れできる可能性があります。
ただし、24時間体制での見守りや介護が必要な場合は、別途料金がかかる可能性が高いので、予算と相談してペットホテルを選びましょう。
- 他の犬が苦手な子や、吠え癖がある子でも大丈夫ですか?
-
事前のカウンセリングで正直に申告することが非常に重要です。
他の犬との接触を避け、個別のスペースで落ち着いて過ごせるプランを提案してくれるペットホテルを選びましょう。
- 狂犬病やワクチンの予防接種をしていなくても利用できますか?
-
利用できません。特に狂犬病の予防接種に関しては、法律で決められている飼い主さんの義務となりますので、必ず接種してください。
ただし、病気や高齢により接種ができない場合は、動物病院にて「予防注射実施猶予証明書」をもらうことで、ペットホテルを利用できる可能性がありますので、お問い合わせをしてみてください。
- 預けている間の様子を知ることはできますか?
-
最近では、LINEやSNSで写真や動画を送ってくれるサービスを提供するホテルが増えています。
預けている間の愛犬の様子がわかると飼い主さんも安心できます。予約時にそうしたサービスの有無を確認してみましょう。
- 初めてのお泊まりで愛犬がストレスを感じないか心配です
-
そのお気持ち、痛いほどわかります。完璧にストレスをなくすことは難しいかもしれませんが、「事前の慣らし」や「安心グッズの持参」で、ストレスを大きく和らげることができます。
そして何より、飼い主さんが「このホテルなら大丈夫!」と心から信頼して預けることが、ワンちゃんの安心感に繋がります。



初めてのペットホテル利用は不安なことも多いよね



ペットホテルはあなたの味方です。怖がらずに、なんでも質問して大丈夫だよ!
まとめ|愛犬にとって最高のペットホテルを見つけよう


ペットホテルは、ただ単に愛犬を預かる場所ではありません。私たちは飼い主様と愛犬の豊かな暮らしを支えるパートナーです。
この記事でご紹介した選び方や準備を参考に、時間をかけてじっくりと、あなたの愛犬にとって「第二のおうち」と思えるような、心から信頼できるホテルを見つけてください。
そして、安心してご自身の時間を過ごし、最高の笑顔で愛犬を迎えに行ってあげてくださいね。
「あなたが笑うと、私も嬉しい」
愛犬たちはきっと、飼い主さんの表情を見てそう思っているはずです。
飼い主さんが笑顔でいるためにペットホテルを利用するというのは、巡りまわって愛犬のためになることです。
あなたと愛犬の人生と犬生を支える一部として、私たちペットホテルもぜひ仲間に入れてください。
岡崎市周辺で安心できるペットホテルをお探しなら『まるまるハウス』へ


私たち『まるまるハウス』は、この記事でご紹介した最良ペットホテルの基準をすべて満たしていると自負しております。
- 豊富な知識を持ったスタッフ
- 飼い主さんのニーズに合わせた柔軟な対応
- こまめな様子の共有
- 基準を満たした特注の犬舎
- 夜間の対応が可能
何よりも、私たちはワンちゃんが大好きです。まるまるハウスのコンセプト通り「〇〇(まるまる)の中に、あなたの大切なご家族(ペット)の名前を入れて、第二のご自宅として大切にお預かりする」ことをお約束いたします。
施設の事前見学は、大歓迎です。ぜひ一度、愛犬と一緒に遊びに来てみませんか?あなたと愛犬にお会いできる日を、心よりお待ちしております。
『まるまるハウス』の見学・予約・お問い合わせはこちらから
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